こんにちは、ルアーデザイナーの長井です。
桜開花前線は、関東から西の地域でほぼ全域に達し、あちらこちらで桜の開花が見られるようになってきました。
桜前線にリンクしているかのごとく、バスが全国的に釣れ始めており、IMAKATSU LOVE FISHコーナーへの投稿が沢山寄せられています。
特に今年は、霞・北浦に代表されるワカサギパターン用に開発された、リップライザー130GEKIASAの注目度が高く、そのフィールドにワカサギが生息有無に関係なく、全国から釣果が報告されています。
巻物が有効なスポーニングに入る前のこの時期、GEKIASAを持ってチャンスを掴みに出かけてみてはいかがでしょうか。
| リップライザー130 GEKIASA(上)とFOOTMAGIC(下)
一見して区別が付きません!?
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昨年、リップライザー130 GEKIASA3号機から派生し、ボートからのアプローチ用に開発が始まったFOOT MAGICは、4月末発売に向けて生産体制に入りました。
GEKIASAとの違いは、リップの形状、内部ウェイト形状、位置、素材、リアフックハンガーのパーツ変更です。
| リップ形状比較
GEKIASA(左)FOOT MAGIC(右)
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まず、リップ形状。直進性、スナッグレス性に優れた同じコフィンリップになっていますが、GEKIASAよりも約10%スケールアップしています。
これは、ボートからのアプローチを主体に開発しており、ボートからの場合、足場の不安定さからくるロッドティップ位置の上下幅が陸っぱりよりも大きくなるため、リップ面積を拡大する事でレンジキープし易くさせ、ルアー潜行レンジ幅を拡大する目的があります。
また、ボートからのアプローチは、アングラー側のポジションは水深が深く、ダウンヒルに攻める事が多いため、足元までしっかりレンジをトレースできるようにGEKIASAよりも一段深い潜行深度が必要になってくるためです。
| 内部ウェイト
(上)GEKIASA
(下)FOOT MAGIC
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| 低重心化されたウェイト |
GEKIASAとは打って変わって、リアのウェイトボール位置以外は全て、全く異なるウェイト素材、形状、位置に変更しています。
FOOT MAGICは、潜行深度を必要とした為に、GEKIASAよりもロールアクションとウォブリングアクションを抑える必要があったのです。
それを実現するには、ウェイトの低重心化が必要不可欠であり、低重心にする事でリップに受けた水流を後方に流し、そしてまた水流を受けて流す、という反復運動のピッチを上げることが可能となり、リップのスケールアップとの相乗効果によって、潜行深度を約30センチGEKIASAよりも深くなりました。
| (上)GEKIASA
(下)FOOT MAGIC
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GEKIASAでは、リア部のフックハンガーにヒートンを採用していました。
これは、キャスティング飛距離とルアー浮上時の姿勢に大きく貢献している部分なのですが、FOOT MAGICでは敢えてエイトカンを採用したのです。
エイトカンを使用する事で、ヒートン仕様の物よりルアー本体のABS樹脂が少なく出来、ルアーボディ内部容積を増やすことができます。
内部容積が増えるということは、同じウェイトを組み込んだルアーであれば、内部容積が大きい側のルアーが浮力アップし、浮上スピードが上がります。
FOOT MAGICは、ルアーボディ内部容積が増した分、低重心ウェイトを増量、集中化させることでキャスティング時の安定した飛行姿勢を実現し、リア部軽量化によるハイピッチアクションを可能としたのです。
リップライザー130 FOOTMAGICは、ボートからのアプローチ用に開発が進んできましたが、陸っぱり時にGEKIASAではレンジが浅く、もう少し下のレンジを攻めたいときにはFOOT MAGICの出番になると思います。
| FOOT MAGIC 乞う!ご期待下さい。 |
そろそろショップに並ぶ新色です!
| ギルロイドJr 3D金鮒、銀鮒
水温上昇と共に小鮒も動き出す。
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| ギルロイドJr 3Dタナゴカラー
透け感がなんとも言えません!
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| 3Dニホンバラタナゴ色は、春の濁った時の定番、
スプリングブロッサムカラーですね! |
それでは皆さん良い釣りを
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