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風が吹いたら・・・
ここ最近、日中の気温上昇が肌で感じ取られるようになり、一気に春めいてきましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

3月に入り身体が重ダルく、なんとなく調子が悪いな~と感じていたら、今年もスギ花粉の季節がやってきていたのですね。

花粉症の人にとっては辛いこの季節、外出せずに釣りに行かないのが得策なのですが、そうは言っていられない程、この時期になるとスポーニングを意識したデカバスが動き始めるタイミングと重なるために、無理をしてでも釣りに行く方が多いと思います。

私もそんな一人で、花粉症にもかかわらず春のデカバスを求めてフィールドに出かけています。

空気中に飛散する花粉を少しでも身体に吸い込まないようにと、マスクを付けて釣りをしたいのですが、マスクを付けた途端、一気に偏光グラスが曇ってしまい、視界は最悪。

レンズが曇ったり曇りが取れたりと、呼吸に合わせて視界が悪くなる事に苛立ち、終いにはマスクを外してしまう為に、大量に吸い込んだ花粉によってアレルギーが発症し、鼻づまりと目の痒みが釣りの集中力を阻害するのです。

薬を飲めば眠くなるし......

マスクを付けても全く曇らない偏光グラスは出来ないものですかね~




さて先日、ここ最近デカバスが釣れ出しているという情報が交錯している琵琶湖へ春を求め、Sさんの案内で、Kさんと私の3人で出撃してきました。

釣行日前日、SNS上に掲載されていた琵琶湖の釣果は、50アップ連チャンヒット、60アップも揚がっているという情報があり、今年は暖冬のためか、琵琶湖の水温は例年よりも2~3度程高く、水中は4月上旬並みの気配を感じ取られ、出船前から皆のテンションは上がっていた。

前日深夜に気温が冷え込んでいたという事は気にも留めずに......

この時期、好結果を出しているエリアに到着後、先ずは様子見として広範囲を巻く事にした。

この日は、早朝から南風が吹いていたのですが、南風にもかかわらず冷たい風が全身を包み込み、肌寒く、水温が下がってしまわないかと気になっていた。

ステルススイマー、スイムジグ、マグナムスプーン、ジンクスミニ、斬風等、各々好みのルアーをセレクトしキャストを繰り返す。

しかし、誰一人アタリは無く、時間だけが過ぎていく、エリアを変え、ルアーを変え、レンジやルアーアクションを変え、後はヤル気のあるバスに巡り会うだけなのだが......

腕時計に目をやると10時を過ぎており、釣りを開始してから3時間、ノーバイトノーフィシュ、前日の情報がリアルであっただけに落胆も大きく、次第に集中力も途切れはじめたため、前回の釣行時に貴重な一匹をもたらしてくれた、モグチャモンスター1/2オンス改にアンクルゴビーシャッドテイル6インチプロトをセットしたスイムジグをボックスから取り出し、インスピラーレ・スーパースタリオンでフルキャスト。


モグチャモンスター1/2オンス改に、アンクルゴビーシャッドテイル6インチを
トレーラーにセット。
アンクルゴビー3インチ、4インチと比較するとかなりバルキーに、
他に類を見ないボディに刻まれている深溝リブが水流を良く掴み、
適度な引き重り感をアングラー側に伝えます。        
           


数十投かしているうちに、なんとなくこのルアーで釣れるな、と確信みたいなモノが脳裏をかすめ、スイムジグが固いウィードを「ブルルッ」とかわした瞬間、「コンッ」と明確なバスらしきバイトが!!

だが、喰いが浅いためかフッキング迄には至らず、気分を一新させるため、スポーニングエリアを近くに控えた、比較的有名な場所まで一気にエリアを変えることにした。

新しいエリアに入ってから5投目だっただろうか、一度ボトムに着底させたスイムジグを巻き初め、ボトムを切るか切らないかという所に差し掛かろうとした瞬間、「コツッ」と小さなアタリをロッドティップに感じ、合わせの体制に入ろうと意識した時には、既に体が仰け反り、反射的にフッキング体勢になっていた。

長い沈黙を破り、春の目覚めとともにベイトフィッシュを果敢に追い回していたのであろうグッドコンディションのバスは、前回同様、スイムジグを丸呑みにしていたのです。


45up!!



ガップリ!!



その後、無風状態が続き、仕方なくスローテンポなリグを行うが全くバイトは得られず。そんな中、マブリーチDSを丁寧に操っていたKさんにバイトが有ったものの、フッキング迄には至りませんでした。

午後1時半を過ぎ、どんなリグを試すもバイトが無く、前日の好釣果情報とのギャップに嫌気が差したSさんは、無風にもかかわらずジンクスミニスーパーブレード1/2オンスをセットしたロッドに持ち替え「ヤケ○○やー」と言いながらフルキャストした。

宙に放たれたジンクスミニスーパーブレードは、鏡のような湖面に波紋を残し、水中深く沈み、僅かな水流で回転し始めた高比重極薄ブレードは、やがて高速回転域に達し、ルアー全体をハイピッチ微弱バイブレーションに包み込み、生命体へと変幻、生命感を宿したジンクスミニスーパーブレードは、水を得た魚のように泳ぎだし、一匹のバスに狙われることとなった。

生命体と化したジンクスミニスーパーブレードをためらい無く襲ったバスは、無機質な触感に気が付き、我に帰ったのか急激に走り出し、ランディング直前の最後の最後まで激しく抵抗していた。


風が無くてもジンクスミニSBで50アップ!!



アシストフックは効果的!



その後、待望の風が吹き始めましたが、3人共々バイトは一度も無く、タイムアップとなりました。


ジンクスミニスーパーブレード



「風が吹いたらスピナーベイト」と言うフレーズを、バスフィッシングを長年している方は、一度は耳にしたことがあると思います。

これは、風が吹くことによって、水中がかき混ぜられたりして、風下側にプランクトンが吹き寄せられ、そのプランクトンを補食する小魚が集まり、その小魚を追い回し補食するバスの活性も上がると言うもので、特に泳ぐ力の弱い小魚は、風下側に流され易く、その小魚を狙いにバスも風下側に集まるのです。

そのようなシチュエーションでは、風に比較的強く、スナッグレス性に優れ、ブレードのきらめきがベイトフィッシュに近い事などから、スピナーベイトが有効と言われているのです。

霞ヶ浦・北浦では「風が吹いたらゲキアサ」と言うフレーズがあるとかないとか......


リップライザー130 FOOT MAGIC いよいよ始動開始!


さて、いよいよ今週19、20日、西日本釣り博2016が、私の出身地小倉の西日本総合展示場で20年振りに開催されるそうです。

今回の釣り博の為に、限定オリジナルカラーを施したギルロイドJrやリップライザー130 GEKIASAを販売致します。




数量に限りがありますので是非ともゲットして下さい。

 http://www.nishituri.jp

それでは皆さん良い釣りを

 

 

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