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久々のお立ち!?
こんにちは、ルアーデザイナーの長井です。
先日、お世話になっているルアーショップジャンキーズのトーナメントに、シゲエモンと参加してきました。
リミットは一艇で3本、7キロは釣らなければ、お立ち台は無理であろうと思っていましたが、フィールドは、通い慣れた琵琶湖と言うこともあり、普段の釣りを展開すれば、リミットメイクはもちろん、そこそこ好い線に行けるであろうと、数日前から釣りバカの妄想にふけていました。
当日の天気は曇り、午後からは雨と言う情報もちらほら聞いていたが、なんとか持ち堪えそうな気配。


普段のルアーテスト中心の釣りとは違う、
トーナメント独特の緊張感がたまらない。


事前情報によると、ここ最近の琵琶湖の釣果は、日にかなりムラがあるようで、比較的プレッシャーの低い平日でさえも、かなり厳しい時があったらしい。
トーナメントは日曜、他の大会も同日開催と聞き、湖上はボートが多く、有名エリアでは、船団が形成されるだろうと予想していました。
シゲエモンは、数日前から今回のトーナメントの為に、この時期に実績のあるエリアを模索し、当日に巡回するエリアをGPS上にチェックを入れていた。
ミーティングを終え、7時30分スタート、シゲエモン艇は、全20艇中15番目のフライト。


スタート!


シゲエモンと私は、前日の打ちあわせで、とあるエリアへ朝一に入るか否か、当日のボートの込み具合で決めることにしていた。
スタートを切り、琵琶湖上へ出ると例のエリアは、船団に近い程の込み具合、直ぐにそのエリアを諦め、本日メインのエリアへ、フルスロットルで直行しました。


皆思い思いのエリアへ


今回の作戦は、琵琶湖に多く点在する、浚渫時に残された島状のハンプ。そこに着いたバスをランガンで狙うというもの。
エリアに到着し、魚探画面にバスと思われる無数の魚が、ボトムを切って映り出しました。
釣りを開始して、その日のバスの状況を確認するが、アタリが無い。
プロトのジンクスミニ5/8オンスから始まり、フラットヘッドゴビー4インチのフリーリグ、セクアン7インチネコリグ、そしてフラットヘッドゴビー3インチのヘビダンで探るも一向にアタリが無い。
一方シゲエモンは、毎年、この時期から大型バスが釣れ出す、セクアン7インチネコリグでボトムを丹念にトレースしていました。
開始から30分が過ぎた8時ごろに、ジンクスミニ1/2オンスをキャストしていたシゲエモン
に、待望の一本目である1キロ弱のバスがヒット。
ここのエリアのハンプを見切り、移動寸前の出来事でした。



 
この時、私は「今日のバスは浮いているのかな」と思い、ここ数年あまり使用していなかった、ライトキャロライナリグをセットしたロッドに持ち替えました。
フックには、アンクルゴビーシャッドテール4インチをセットし、キャストを繰り返す。
当初は、ウィードから数十センチ上を、アンクルゴビーシャッドテイルがスイムするようなイメージで、シンカ―がウィードにギリギリタッチするように、リールを巻いて使用していましたがアタリは無く、今度はボトムをズル引いて、途中で喰わせのタイミングを作るように、数秒止めてみる作戦に変更しました。
この作戦が功を成したのか、8時30分に1キロ強のバスをヒットさせることに成功しました。
それから1時間ほど沈黙が続き、ハンプのトップから傾斜するボトムへダウンヒルさせていた、シゲエモンの操るフラットヘッドゴビー3インチのヘビダンで、1キロ強のバスをランディングしてリミットメイク!
この時点で9時半を回っており、時間を確認したシゲエモンと私は、入れ替え時間は余裕であると思っていました。




やはり、今日のバスはボトムを少し切って、サスペンドしているようで、釣れてくるバスを見てみるとアフター個体のような体型ばかりでした。
アフターのバスは、動きの速いハスやブルーギルに比べ、捕食し易いエビがメインベイトになる事が多い為、私は、ライトキャロライナリグに使用していたワームをアンクルゴビー3.5インチに変更しました。


今回3.5gシンカ―のライトキャロライナリグがメインになった。


それから約1時間後の10時半、アンクルゴビー3.5インチ、ライトキャロライナリグでボトムをズル引良いていると「プルルッ」と微かなアタリがあり、上手くフッキングに持ち込むことに成功し、揚がって来たバスの重量は1キロ強、シゲエモンの釣ったバスと入れ替えることに。
昼前ぐらいから、次第に北風が強くなり始め、アタリを取るのが非常に難儀な状態になっていきました。
今日のアタリは、数時間に1回と少ない、しかも明確なアタリは少なく、全体的に小さいものが多かった。
数時間が過ぎ、帰着の2時に押し迫る中、帰着時間を考えると5分も残っていないタイミングで、私に待望のヒット!
アンクルゴビー3.5インチに喰らいついたバスは、ドラグを出すほどの激しい突っ込みを見せ、シゲエモンが一発でネットイン。
時間がないこともあり、そのままバスをライブウェルに入れ、帰着することにしました。

帰着後、ライブウェルを覗くと、私が最後に釣ったバスの方が大きく、またもシゲエモンの釣ったバスと入れ替えることになり、ウェインするバスは、全て私の魚になってしまい少々恐縮に。
バスをウェインバッグに入れ、検量会場へ向かう、検量の結果は・・・


3本で3800グラム


表彰式が始まり、最下位から名前を呼ばれる形式だったのですが、ベスト3まで呼ばれない「えっまさか!」
2位タイで同重量を持ち込んだペアが2チームいるとアナウンスされ「第2位シゲエモン・長井ペア」そして、同じ3800gを持ち込んだペアの名前が呼ばれました。
ん~ちょっと複雑な気分・・・


今回、お立ち台が無かったようで・・・
両脇のペアが同率2位。


優勝は、朝一に混んでなければ、シゲエモン艇が向かおうとしたエリアで、6キロ持ち込んで2位と大きく引き離す。


優勝チーム
浚渫をパンチショットで6050g


浚渫をパンチショットで6050g


2位タイ 
浚渫をダッドカットのテキサスリグで!


浚渫をダッドカットのテキサスリグで!

20艇中、リミットを揃えられたのは7艇と、状況的にはバイトも少なく、やや厳しい琵琶湖でしたが、やはり、こんな状況でも、良形のバスを釣ってくるアングラーは、必ずいるからトーナメントは面白い。


皆さんお疲れさまでした!


それでは皆さん良い釣りを

 

 

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