TOP50最終戦プリプラクティスを終えて
アンドロ、ワドバギに続くトーナメントで本気で使うためのビッグベイト第3弾、通称「ベルリネッタ」。 相当いい線まで来たが、激濁りの旧ヨシでは役立たず…。 TOP50最終戦のプリプラクティスが終了した。イレギュラーな台風途中撤退と、気温変化で夏の疲れがドッと出てしまい、暫く更新をサボってしまってスイマセン…気合入れて更新していきます。 ネタはいっぱいあるんですが、書く時間がありません・・・体力も限界・・・。おさーんですから。 さて本来今回は7日間の練習予定を組んでいたが、台風18号の上陸で敢え無く練習を僅か開始1日で撤退…。2日間の自宅待機を経て再び旧吉野川に戻るも、そこはもう泥沼ゴミ地獄…。挙句にスロープも火曜日昼前まで閉鎖され、実質、台風後のムチャクチャ状態の中2日半しか練習ができない厳しい事態になってしまった。 まあ、選手全員が同じ条件なので文句は言えないが、それにしても台風以前から噂にたがわぬデスッぷりが話題になっていた旧吉野川だが、台風後はドが付くほどのデスリバーと化していた。台風前週のチャプターでも70人中50人がゼロを喰らうデスっぷりだったが、このまま続けばTOP50も毎日3尾3日で表彰台は絶対確実と噂されているのもあながち大げさな話ではないように思われた。 台風の影響で旧吉野川は酷い状態に・・・只でさえ厳しい状況がさらに悪化していた。 それにしても、この夏以降の旧吉野川の釣れなさは様々な原因が囁かれている。その大きな要因にゲリラ豪雨による激増水とそれに伴うウィードの大減少が、バスの餌場を劇的に減らしたうえ、快適すぎるスロープの完成によるフィッシングプレッシャーの急増も原因に挙げられている。とにかくバスが激痩せで劇的にバスが減ってしまった…と言われるが、確かにバスの数は劇的に減少している感は否めない。平均的に釣れるバスのコンディションも確かに痩せたバスが多いのも事実だ。 ゴミ&濁りの定番、マムシ&武士道で釣れるには釣れるが、これは誰でもやってりゃ釣れるバス。 しかし、今回、久しぶりに訪れた旧吉野の現状に最初はかなり驚かされてしまったが、練習最終日には意外な事実も発見する事ができた。確かにウィードが減り、バスも減ったように思えた旧吉野川だったが、一方でその変化がバスの行動パターンに大きな変化をもたらし、「従来の常道パターンが通じなくなっただけ」と言う可能性もあるのではないかと言う事である。 巻き物絶不調の評判に恥じない旧吉野川。その反面、今年は虫系が大当たり。 なんか弱弱しいバスが多い気がしたが、アラチャにマグレで来たバスはグッドコンディション。 今回の練習では僅か4日しかボートを出す事は出来なかった。そして4日中、3日間は本当に1日必死に釣って2匹程度、それも痩せた500~600g程度のバスしか釣れなかったのだが、ひょんなことから今までの常識ではそこでそう言う釣り方はする事のなかったリグを、本当に釣れるとは全く思わず何気なく投げた所、その1投目に極めてグッドコンディションなキロアップが釣れてしまった。その釣れた場所も意外な構成物でできたスポットだったのだが、釣ったルアーも「ここでこれは合ってないよな…」と言うこれまたミスマッチな意外なアプローチだった。 ホンマはコイツで釣りたかったんですが・・・ゴミ多すぎ・・・。 ところが、この釣り方とスポットのミスマッチングを少し続けて見た所、状況改善や流れの改善、天気の好転とはあまり関係なく、それまでが嘘のようなグッドコンディションのキロオーバーが狙い通りに釣れ始めてしまった。それは従来の旧吉野川の姿とあまり変わりなく、ひょっとして旧吉野川自体のバスが劇的に減ったというよりは、環境の激変で今までの常識とは劇的にバスの行動パターンに大きな変化が生まれている事に人間側が気が付いていないのではないかとすら思えた。 バスの行動の変化と、意外なルアーを意外な使い方で次々とキロアップがヒット。 いつもの旧ヨシは健在だった。 その日のリミット5本はさほど難しい事ではなかった。少なくともバスは確いるべき場所に確実にいたのだ。 確かに、これが台風直後の一時的なイレギュラーだった可能性も否定しきれないが、少なくとも痺れる程釣れない旧吉野川で、十分に勝負が成立するパターンがあった事に気が付けた事は大収穫だった。今年は開幕戦、霞戦とプリプラで超強力なパターンを掴む事が多く、それが仇となって本戦予選落ちと言う真逆の結果に苦しんできたが、3度目の正直ではないがここまできたら最後の奇跡を信じたくなった。 激濁り限定パターンか、はたまた行動の変化なのか? 今回も開幕、霞戦に続く強力なパターンを掴んでしまったが・・・。 最終戦、今回自分が気付いた旧吉野川の劇的変化が、もし本当なら優勝に近い線が出せる可能性がある。同時にそれが台風の一過性現象なら今季は過去最低のランキングに終わるだろう。しかし、中途半端な結果で得るものはもう何もない。最終戦はどんな結果になろうとも、自分の勘を信じ今季一番の肝の据わった試合にしたいと思っている。 二度ある事は三度ある?はたまた3度目の正直か?奇跡を起こすにはやるしかない。 腹決めてやり切る覚悟で臨みます。 |