極上のバスフィッシングの巻
今回の霞北浦水系長期滞在で完全にOKが出せたスケブロSEVEN。 やはり生まれた本場でこそ、その真価は発揮されますね。 これはムチャクチャ使えるクランクです。 霞北浦水系の練習が終ったのもつかの間、本当に恐ろしい程のスピードで時間が進んでいく。このオフリミットの緊張感は何年たっても変わらず落ち着かない。 だが、時々自分は超ド級のMなのかなと思う程、この緊張感がたまらなく好きだ。 プライド、存在意義を賭け、自分のバスフィッシングを全力でぶつけ合うトーナメント。 「バスプロ」と言う全く先の見えない世界、それでも捨て身で人生を賭けている連中らと「本気」をぶつけ合い、その中で自分の技量を知る。ともすればプライドの殻に籠りがちな釣り人にとって、それは時として苦痛になる事も多い。しかし、トーナメントとは、試合の大小にかかわらず、自分から目を逸らさず、客観的に自分を知る事で更に強くなれる場所なのだ。 荒れると手がつけられない霞北浦水系。 開幕戦が決勝中止となっただけに、今回は3日間、天候が荒れない事を願いたい。 まもなく始まる第2戦霞北浦水系戦。外せば確実に息の根が止まる極上の緊張感と背中合わせの中で、自分がどこまでやれるのか。これ以上ない全力は尽くした。最高に痺れる「極上のバスフィッシング」になる事だけは間違いなさそうだ。 狩野さんが試合中にDo-Noで仕留めたスーパーキッカー。 付き出して大きく見せたい気持ちは解りますが、やりすぎ・・・です。(提供:WBS) さて、自分にとっての極上のバスフィッシングであるトーナメントは同時にそこで勝ち抜くために全力を賭けて最強の「武器」を生みだす最大の動機にもなっている。今回の長期練習を通じ、ようやく3種類のプラグに遅ればせながら目途が付いてきた。1つは今回の練習で完全に確信を持つ事のできた霞デザイン「スケブロSEVEN」。 そして、2つ目がスケブロ7の開発の流れで生まれて来た「Do-Noシャッド」。自分的にはほとんど信用していなかったため、この練習まで触ったことすらなかった。しかし、狩野氏が自力でWBS第2戦初日2位ウェイト、総合3位を獲得する原動力となった事は、自分に対しても大きな説得力となった。今回は同時期に同じ水系にいただけにビッグトーナメントでの結果は大きな説得力を持った。 確かに、お世辞抜きでこのシャッド、良いです。巻くだけでカカっと千鳥が入り、しかも真っ直ぐ綺麗に泳ぐ。 根ガカリもシャッドとしては別格に強い。まさにDo Nothing! 遅ればせながら、狩野氏から強奪した「Do-Noシャッド」は次戦の大きな力となる可能性を持つ事に気が付いた。別名、「Do Nothing」シャッドと言うだけあって、クランク的なシャッドながら、只巻くだけでキレのある突発千鳥を発生し、シャッドとしては破格のカバー回避性能を持つ。お飾りブレードと軽視していたブレードは、千鳥効果以外にも独特の金属サウンド、フラッシング効果も持っており、明らかに従来の巻きシャッドとは一線を画すものだった。恥ずかしながら、この練習期間で初めて使い即、OKを出す事になった。まあ、狩野様がご機嫌に酔っ払って暴言吐くのも今回は大目に見ておくとしよう…。 今回だけねっ、狩野さん。 霞では絶妙の潜行水深1.2mダイバー。 シャッドと言うよりはシャッドの様なクランクと言うのが正しいかも。ベイトでぶっ飛ぶ最小サイズ。 と言う事で、実に2カ月以上遅れてスケブロ7、DO-NOシャッドに金型GOサインが出せたが、嬉しい事に本日、最も調整が難航していた今季最大の目玉「スーパーバッツ」にも最終OKが出せる事になった。 いよいよ極秘テストから、そのベールを脱ぐ扁平型究極千鳥クランク「スーパーバッツ」。 コイツは究極の千鳥クランクだけあって、黒帯RF-2特典映像で見せたプロトの極上千鳥を量産化するのに四苦八苦していたのだが、遂に完璧な再現が可能となった。そして本日、 そのスイムテストに急遽、昼から青野ダムへ向かったが、そこで泳がせるだけのつもりだったスーパーバッツに、なんと今年は超厳しい青野ダムで、しかも丸見えシャロークランクであるスーパーバッツに50アップがモンドリング!! 全く釣る予定ではなかった青野ダムホイチョイスイムテストで50アップ。 立ち木の横からモンドリングだった。フージー超ご機嫌! 全員がルアーの動きを比較確認のため凝視していただけに、衝撃のモンドリングを目撃する事になった。オマケに50アップがモンドったモデルこそ、最新の量産モデルだっただけに感激だった。これによって、スーパーバッツにも金型発注にGOが下りた。 かなり手こずったが、スケブロ7が6末目標、DO-NOシャッド、スーパーバッツは7月末リリース??を目指して全速力で追い込みにかかりたいと思う。ご期待ください!! 現在、激ムズの青野ダムでいきなりレアレアなゴーマル。 この戦闘能力はむしろ「バトルバッツ」と命名したくなった。 まさにトーナメントで使うために生まれた最強バッツだ。 |