巻き物と潮の微妙な関係の巻
300馬力のチャンピオンをフルに活かせる広大な霞水系は最高に楽しい。 なんか宇宙服みたいですが・・・。 約2週間弱の練習を無事終え、真っ黒に日焼けして帰阪した。途中疲れがピークに達したのかダウン寸前になったが、それでも毎日休まず湖に立ち続けた甲斐あって、かなり充実した仕上がりで練習を終える事ができた。 いきなりスケブロ7で釣れた、滅多にお目にかかれない霞産50アップ。 スケブロ7はこの水系のメインステージ、1・5mを気持ちよく引けるので出番が多い。 水温は22度を超えていた今回の霞北浦水系は、非常にバスの行動に幅がある感じを受けた。 まだ北利根エリアのようにベッド絡みと思われるバスが多数残るエリアもあるが、ポストスポーン特有のパターンにハマる個体、産卵から完全に回復し既にアーリーサマーパターンに入っている個体も多く、期間中は各パターンをエリアで綺麗に釣り分ける事が可能だった。 凄い体高の北浦バス。 北浦水系は近年、素晴らしい体型のバスが多く、確実に復活しつつある。 さすがに一番簡単だった北利根エリアは、後半にはWBSの上位結果や荒天で行き場を失ったアングラーでごった返したためかなり難しくなっていたが、反面、不調が伝えられていた北浦系の広大なオープン水域は、確かに難解なものの、日に日にポテンシャルが上がっている気配を強く受けた。 既に24度を超えるエリアもあり、アーリーサマーパターンも十分に通用する。 スケブロをひったくった完全回復の個体。 その中でも15日からWBS第2戦が開催された19日頃までの前半戦は、中潮から大潮に入るタイミングに雨後の水門開放が重なり、スケブロやバッツでかなりイージーに良い釣りができた。霞デザインの狩野さんもスケブロ48とDO-NOシャッド??で初日2位、総合3位を獲得していた。 さすがWBSのAOY獲得者。このオジさん巻かせたらなかなかやります。 写真は試合中、キッカーをスケブロ48でキャッチした瞬間。(提供:WBS) ただ、予想通り大潮中日(20日)を迎えてしまうと巻き物のポテンシャルが激落ち…。解っていた事だが、狩野さんも20日は巻き物では苦戦したようで、この日はアベラバに助けられたようだ。スポーン期における「巻き物に対する潮の影響」は数年前から気にかけてはいたが、おおよその見当が最近付き始めた。詳しくはまた後日話そう。 それにしても北浦バスの体高は凄い。 何故かこの手のバスは特定のエリアで釣れてくる・・・・。 結局、霞北浦水系練習前半はGW明けのTSR取材での勢いをそのままに、スケブロ7のカバークランクとしてのズバ抜けた回避力を存分に活かした釣りを堪能できた。しかし、同時に「タマネギ」と呼んでいる地獄カバーだけは正直、如何なるルアーをもってしても泣かされた。霞水系はこの「タマネギ」が見えない護岸に大量に沈めてあるので恐ろしい…。 これが霞水系名産の土嚢、通称「タマネギ」。これのタマネギヘッド、V字谷(左下)は超難敵。 V字谷にスタックしたらどんなルアーも回避不可能・・・・まさに地獄谷ですわ・・・。 狩野さんがスケブロ7やDO-NO(土嚢)シャッドを熱心に開発していた気持ちがよく解った。とにかく霞水系のショアラインの根ガカリの多さは半端ない。特にタマネギ、捨て網、オダの逆枝、捨て石のV字谷地獄…これらでの巻き物ロスト率はまさに地獄級だ。今回もワタナベが「回収棒のプロ」と呼ばれる程に成長したが、にその中で確かスケブロ7、DO-NOシャッドの生還率は、楽勝とは言えないまでも並みいるカバークランクの比ではなかった。絶対根がからないとは言えないが、操作に細心の注意を払い集中して巻けば、コイツらはやはり自殺級にヤバい場所でも「攻めれるプラグ」である事は間違いないようだ。 「ホンマに意味あんの?」と突っ込みまくっていた「回らないブレード」も、今ではこれがないとダメと確信できる程、信頼するようになった。 全く回らないスケブロセブンのブレード。1回転出来ない事にキモがある。 よく飛ぶし、引っ掛かりにくいし、とても使える潜行水深。サイズはスケブロ48と同じです。 まあ、必死で開発してきた狩野さんにしてみれば… 「100年前から言っとるやんけ!!」 …って気分だろうが、改めて人に自分の信じる所を伝える難しさを痛感している。やっぱり、自分の思い込みに閉じこもる事なく、まずは信じる事からから始めなきゃ未知の扉は開かないと言う事ですな…。 スケブロの威力が伝わって得意満面の狩野さん。 この後、酔っ払って調子こいて、大粗相・・・ショゲまくりでした。 近日、ルアマガモバイルに動画初登場! 相変わらずC馬は発売1年以上経って、スケブロの秘密に今頃また気が付いたようで…。 だから…「スケブロの千鳥はフックの遠心力がキモ」やって 100年前から言っとるやんけ!!。」 つい先日、ルアマガモバイルの実況中継企画で爆釣したイマカツオッサンチームのC馬監督。 アンドロイドに続き、1年掛かってスケブロに開眼したようで・・・。 また激アツで得意げに語りまくってます。アンタ遅すぎ・・・。 http://ameblo.jp/c-ma4771/ |