モグラジグ・レボリューションの巻
皆さんはGWいかがお過ごしでしょうか?いつものように私は結局どこへもいけず、どこにも行かず缶詰状態。仕事の合間にジャバナベVTRを見ながら、早くどこかで練習したいと思う今日この頃。幸いなことにGW明けに黒帯ロケを再び別の湖で行う予定で、ジャバナベ直伝のテクがどこまで通用するのか?それとも今度は水面直下で爆発するのか?未体験ルアー JAVALLON のテスト釣行は本当に楽しみである。 この報告はまた次の機会にするとして、今回はモグラジグについて少し新情報をご報告。 現在、モグラジグにはビスマス合金を使用しているが、このビスマス合金から順次、環境に更に配慮したタングステン樹脂に変更していくことが決まった。ラバースカートもシリコン主体になり、Fマーク対応になる予定だ。
まぁなんてことはない20gのタングステン仕様のモグラジグなのだが、このウエイト設定に「待ってました!!」と思った人は相当のラバージグマニアだろう。
このチャンクがなぜこの釣方にマッチするかというと、ラリー曰く、ホグはフォールのときに回転するから糸が拠れるというものだったが、現実にラリーが力説したのはルアマガDVDでもご覧になったとおり、ジグの「フォールスピードを殺さない」という点に尽きる。 その縦のスピードとチャンクの水を蹴るような動きがサスペンドバスのリアクションを誘うというのがラリーの考えだった。先日のイーター、ジャバロンもそうだったが、ここでも「スピード」というキーワードが出てくる。ラリーのロケのときも菅野ダムとは到底思えないほど、本当に釣れない日に当たっていた。釣れないときこそ「スピード」「リアクション」が大きな キーワードになりそうで、今私の超マイブームとなっているコンセプトでもある。
ラリーが1/2ozでも軽いと言ったのはまさにこのためだったのである。この時から私が OVER1/2ozのラバージグに興味を持ったのは言うまでもない。 そしてそのとき以来、16g〜30g近いヘビージグを作っては最も使いやすいウエイトを探してみた。重すぎず軽すぎず、 なおかつモグラの最大の特徴であるカバー貫通力を更に良くするためには何グラムが最も使い勝手がいいのか? ここがポイントだった。 そして試行錯誤の末、私がベストと考えた重さこそ3/4ozより僅かに軽い「20g」というウエイト設定だった。とにかくこの ウエイトは軽量級ジグが主流の最近ではほとんど見かけない重さだが、ピッチングやフリッピンにもすこぶる精度が上がり、浮きゴミやグラスマットの貫通力も1/2ozとは桁違い。しかも大型トレーラーをつけても5〜8mのボトムが飛躍的に とりやすく感じやすくなった。1/2ozに比べはるかにアグレッシブなジグになったのである。これはフリッピング、フラッピングのみならず、難攻不落のゴミダメ、琵琶湖のエビ藻パッチも一気に貫き、その貫通スピードと着底の緩急でリアクションさせるのにぴったりの重さなのである。 そして、今月発売のモグラジグからラバースカートの種類が変更されたのをご存知だろうか?通常のラバーに関してはそのままなのだが、シリコンに関しては今回のロットから、かなり太く、張りのある素材に変更したのだ。
最初はちょっと抵抗があるかもしれないが、このバルキーなスカートこそが他にないジグのアピール力の強さを表現できているのではないかと思う。
そこで流行に逆らってモグラジグもデカバスターゲットにスカートを昔風?にチューンしてみたのである。これにチャンクやラトルホグ4なんかを付けるとメッチャパワフルなジグになる。 こいつで一撃必殺、もしくはこれ見よがしに泳がせてデカバスのプライドを刺激しまくってみて欲しい。 ということで、暇だった?GW中、イーター事件以来ワタクシは「プラグの動きの謎」にハマりにハマっております。
本当に日本で「ワイド」が常に最高なのか?それとも実はやっぱり日本のレイクには「タイト」が効くのか?流行ではなく、アメリカの受け売りでもなく、本気でもう一度使い込んで自分なりの答えを探してみるつもりだ。突っ込んだ報告するのでお楽しみに! |
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