トップ50第二戦予選落ちの巻・・・。
旧吉野川戦は38位、予選落ちという結果に終わってしまった。2日目には、こともあろうかノーフィッシュまで食らってしまった。
正直言ってプラの段階から完全に見失っていた。初日の21位が上出来といってもいいほど、これほどまでに見失ってしまったことは記憶にないくらい手も足も出ない状態に追い込まれていた。
その最大の原因はプリプラから徹底した「プリメス」狙いの作戦が完全に裏目に出たためである。1週間前のプリプラまではこのプリメス狙いの戦法で、優勝に近い線を出せるほど確固たるパターンを上流部で掴んでいた。私の読みでは次の大潮がスポーンのピークで、この大潮の前に当たる今週は絶対にメインターゲットはプリのメスで、ネストやポストの痩せたバスなど数の上からも全く相手にしていなかった。それだけ上流のプリメスパターンに確固たる自信があったのである。
しかし、一気に春めいてきた暖かい一週間に、旧吉野川のバスは予想外の動きを見せた。
結論から言うと、今回の旧吉野川は既に「完璧なるネスト&アフター状態」に僅か一週間で一気に劇的に変化してしまっていた。
予選の結果を見てハッキリと分かったのだが、釣れているバスの殆んどがアフターのメスもしくはネストがらみのオスばかりで、絶対にメインと考えていたプリメスは本当に極僅かしかウェイインされてはいなかったのである。そして絶対に上流だと考えていたにもかかわらず、上流組みは一部の少ないネストを除き、ほぼ完全に壊滅、上位ウエイトの95%が両最下流部という結果になった。しかも一見して明らかにアフターと分かるバスである。まさか4月半ば、水温14度前後でこれほど一気に産卵を終えてアフターだらけになるとは予想すらしてはいなかった。とどめは絶対にないとタカをくくっていた、「最下流延々テトラ帯」が大爆発。テトラ狙いなど一番つまらない場所と勝手に決めつけ、プリプラでは全くチェックすらしていなかったのである。前日プラで余りの激変に慌ててテトラをチェックしたが、余りに春のセオリーとかけ離れているという先入観が、いい加減なチェックにのみ終わってしまっていた。この時点でまだ絶対にメインはプリと思い込み、プリプラのプリメス場所をそれでもメインにしたのが全ての敗因である。

結果的に予選落ちしてわかった事実は、旧吉野川では上流〜中流は産卵のピークを一気に先週に終え、プリメスは最悪のポスト状態、釣れるのはオスの600g程度。それより更に早くに産卵のピークを終えていた最下流のメスバスはポスト状態を脱し、やや回復しアフターになっていたということだ。そしてアフターのバスがテトラ帯に集結していたようである。
その事実は初日に最上流で完全に見失って気が付いてはいたが、まだ絶対にプリメスはいるという甘い願望が最上流で時間を浪費し、下流にいっては自信をなくして再び上流へ戻るというきわめて最悪の展開になった。余りにも劇的、余りにも一斉産卵、一斉終了、川バスの恐ろしさを嫌というほど痛感する羽目になった。

2日目ノーフィッシュは、明らかに最下流がいいと判っていながら「それでも最上流のプリメスを狙って超ビッグウエイトを出してやる」という欲と意地から生まれた最悪の結果だった。
最近本当に試合でノーフィッシュが多い。格好よく言えば優勝一本狙いなのだが、やはりトーナメントは柔軟でなければ生き残れない、そして結果が全てだと言う事を痛感する。ただ当面はこのスタイルを崩す気はない。昨年から危ない橋渡りを続けているが、さらに一皮剥けるためにはどうしても通らねばならない過程だと考えている。
(でも本当はかなりメゲルから嫌…。)
さすがにかなりショックです・・・。
情けない私とは裏腹に、嬉しいことに、チームイマカツは非常に好成績!スピンコブラ阿部が、ビッグウエイト11キロオーバーでトップと僅差中の僅差の3位、その差僅か百数グラム。シルバートーク小山さんも10キロオーバーで十分トップを狙える5位に付けている。フージーも11位、ザ・ロック前山も2日目トップウエイトで16位まで上がってきた。
阿部ちゃんから車のキーは預かったから、トレーラー係は任せとけ?である。

まさか本当にいきなりウェイインショーの司会をやる羽目になるとは思わなかったが、今年、トップ50運営ディレクターになったのも何かの縁、旧吉野川で地元の方々の多大なる協力の下、無事トップ50を開催できたことがとても嬉しい。予選方式に変わって、よりゲーム性も高まり、選手の緊張感も高まったと思う。
明日はディレクターとしてイベント&ウェイインショーを盛り上げるため精一杯頑張りたいと思う。昼前くらいからはブースに常駐するので、是非皆で観戦に来てください。
チャリティーオークション出展品は SPINCOBRAプロトタイプ(阿部バージョン)、その他多数出しています。
またブースでは POWERBILL のトップ50開催限定サイン入りモデル50個も販売します。販売時間は当日発表します。たぶんオークション後になると思います。

ということで、今夜は共にノーフィッシュを食らった予選落ち組みのアイバーソンと傷の舐めあいをしております…。
アイバーソンまでも仲良く予選落ち・・・。
トーナメントは厳しい・・・。
アイバーソンもプラでは10キロオーバーと絶好調だったんだけどね…好事魔多しと言うけれど、これがバスフィッシング、自然の難しさなのです。それでは打ちひしがれて休みます。オヤスミナサイ…。


背中が泣いてるアイバーソン。


ギリギリ30位で予選通過のヒデオ。
優勝したかのように嬉しそう。

 

 

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