K.imae Today's Tips 2440『バツ&テリー』

タイトルにピント来た人は大概、ジジイです。

今年の遠賀川戦から、恐る恐る試してきた
プロショップ・オオツカオリジナルの36Vリチウムイオンバッテリー。

50アンペアで一個18kg、噂では一個で「通常使用なら
3日間持つ!」とまで言い切るプロも。

これが事実なら、通常のマリンバッテリー1個約23kg×3個(約70kg)を
必要とする36Vハイパワーエレキを、50kg以上軽量化できるメリットは計り知れない。

しかも充電時間も1時間ほどで済み、寿命は毎年1年で買い換え
ているマリンバッテリーに比べ比較にならないロングライフの経済性。

しかし、2年ほど前から12V、24Vは他社品で魚群探知機用に採用しているが、
エレキ用、特に36Vは正直、実用性、容量の面でかなり不安面の方が多かった。

と言うか、正直、36Vは試作段階でのトラブルによるマイナス評判イメージが大きく、
およそ試合では信頼できないと思い、喰わず嫌いだったのだが…。

















自分は試しに36Vの50アンペアをまあまあむりくり実戦導入「させられた」のだが…

その感想は…

「マジで心底ビビリましたわ大塚くん!」でした。

自分はTOP50の中でも恐らく1~2位を争うほど「エレキ踏みっぱなしな人」。

とにかくナベが呆れるほどちょこまかとエレキで動きたがる系の人である。

故に全開使用時間も長く、過去、エレキ戦で幾度も過負荷による
エレキ炎上を起こし泣きを見た経験もたぶんTOP50で1位。

「今江が潰さなきゃ誰が使っても大丈夫」と評価されるほど、「踏む」人である。

しかも練習時間も朝から日没ギリまで長い事で知られる。

その自分が、ここまで第2戦練習時からずっと実戦投入し、
いまだ50アンペア1個を1日の釣りで使い切った事は無し。

充電時間(毎回1時間以内で終了)からの逆算では、
フルに使ってもまだ20%ほどの残量が十分にある事が解った。















結論から言うと、大塚リチウムバッテリーは現時点ではお世辞抜きにメリットしかない。

一気に軽量化したイーグルもブラックバードも、
立ち上がりからトップスピードまでパフォーマンスは劇的に向上。

そして純粋な36Vのためか全開時のエレキの早さが、
12Vバッテリー3個直列よりも遥かに速い。

何より、充電のめんどくささが激減し、
一番ありがたさを実感しているのはナベだと思う。

旧吉野川では更に11kgと更に軽量な36V・30アンペアを試したが、
流れのある旧吉野川で1日使ってもまだまだ余裕だった。

ただ、リチウムバッテリーの最大の難点は、容量を使い切ると
一気に電圧がゼロになるため、いつ空になるのか予測が付かない事だ。

要はバッテリーが完全に空になる寸前まで全開パワーを維持し、
空になった瞬間、まるで配線が切れたかのようにガクッと止まってしまうのだ。

故に自分的おススメは、36Vの30アンペア(約11kg)の
2個搭載(合計約22kg)の合計60アンペア仕様。

まず普通の1日なら30アンペアで十分持つが、万が一のスペアがあれば
50アンペア一個(約18kg)より更に余裕と安心感がある。

因みにバッテリーチェンジもソケット着脱のワンタッチで出来るシステムもあるので、
ボート上でめんどくさい思いをする事もない。

まあでもエレキのみなら別だが、エンジン併用で36V50アンペアを
1日で使い切る慌てモンはTOP50でも自分しかまずいないと思いますけど…。

そして間違いなく言える事は、
大塚の「2019モデル/BMS基盤システムつきの新リチウムバッテリー」
は高いけど結果、お得な安い買い物と言うのが結論。

今後間違いなくバスボートのバッテリーもリチウムイオンバッテリーに
変わっていく事は間違いないと予見させる優れものでした。

一番難易度の高かった36Vでこの完成度、
12V、24Vは言わずもがななので、是非ご参考に。

https://www.bass.co.jp/index.php?m=feature&pageid=98

 

 

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