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【F.INOUE】 セオリー通りだけではないバス
「皆さん、どうもこんにちは!日頃、いい釣りしてますか?」
池原ガイドサービス“BOTTOM CONTACT”の井上 太です。
前回の釣行(5/29・Mon)に対し、その次(今回)釣行日は、2日(金)だった。
その際、感じた事や、気付いた事などを踏まえて、報告致します。
前回、釣行時の行動パターンとしては、・・・備後筋・上流域へと向かう事が多かった。
既に、BWへと溯上して来ていた、アフター(第一陣)の見えバスを、サイトフィッシングで仕留めて行く方法を取っていたのですが・・・
この3日間経過した後、湖の水位が著しく低下していた為(放水による減水)と、23日(火)以降急激に、ネストが増え出した事を理由に、急遽、本湖・ダムサイト周辺での釣り(サイト)に、切り替えての釣行を試みた。
この日、色々と試して見たい事もあったので、キャッチしたバスは、1尾のみ。
偶々、その翌日の3日(土)は、毎年、参加させて頂いている、中部のバスクラブ(CBHC)の“池原大会”が開催される為、見付けたバスは、釣らずにしておいた。
自分に掲げた目標は、「45cmUP×2尾!」(計2尾の長寸がルール)
明けて大会当日、好反応を示してくれていたメスバス着きネストを最低4箇所程、確認していたのだが、各々の場所へ行って見ると、前日に居た、そのバス達は忽然と姿を消してしまっていた。
「朝の小1時間の間に、既に釣られたのか?それとも、何処かへ行ってしまったのか?」
残っていたのは、オスのみ!or空ネストになっていたのもあった。
2&3日共に、毎日一気に水位を下げてしまっていたので、ネストは露にシャローに急浮上していた。

スタート開始直後に向った先(場所:坂本本流筋下流域)でのバス(推定55cm)は、姿が見えず居なくなってしまっていた。(昨日の午後6:00には、その場で何度も口を使って来たのですが・・・)
また、桟橋付近まで戻っての2箇所目には、辛うじて、まだ、そのバスは釣られていなかった。
ただ、既にそのエリアは、ボートの引き波で真っ白に濁っており、已む無く超接近戦を余儀なくされた。
バスと僕の距離、1.5〜2m。岸から離れた所に浮遊していた流木の上にネストを作っていたのだ。
このバスに何とか、ラバジ&ヘビダンのローテで口を使わせ、54cmをキャッチする。

その後、残り2箇所を見に行くべく、白川筋に向うも、ボート&人が非常に多く、ボートの引き並みも絶えずの状態に、岸際は白濁色に変わっていた。ワンフィッシュのまま多くの時間をこの辺りで費やしてしまった為、「普通の釣りに切り替えて見よう!」と、上流域へと足を伸ばすも、白川上流域では赤茶の褐色の水質(まるで、赤潮みたい!)&放水口までは、流木止めで、それ以上進入出来ずでダメ!
白川又川では、BWの流入が殆ど無くダメ!挙句に向った前鬼筋の最上流域でもバスが溯上しては居なかった。
しかし、各上流域(BW)では、ボートの出入りは後を経たないくらいに、入れ替わり立ち代りと、何艇も入って来ていた。
その道中、苦肉の策であるライトリグ(DSリグ)にて少し深目を探って行くと、ポロっ!ポロっ!と、忘れ掛けた頃に35cmまでなら釣れるが、「これでは、断然勝てない!」と、全てリリースしていた。が・・・
帰着時間が刻々と迫って来ていたので、「取り敢えずのキーパーサイズを置いとけば良かった!」と、後悔し始めていた。何とか辛うじて、キーパーサイズをDSリグにてキャッチし、そのままウエイイン!
やはり、同サイズの34cmだった。

今回の感想として・・・
今回、思いの他、苦戦を強いられたのには、想像していた以上にバスの活性が低かった事だった。
その理由には、日々の大幅な減水傾向、ここ最近の降雨量の無さが、著しく活性を下げてしまっている様です。何故ならば、天候に大きく左右されているのが、今現在の湖(池原ダム)なので・・・

現在のバスの状態は、スポーニング真っ最中、ネストを守っているオス、ネストを離れて孵化した稚魚を守っているオスバスと、アフターの状態ですが、今後、梅雨入りのタイミング次第では、稚アユの溯上と、ほぼ同時に、アフターの回復組がBWへと溯上して行くはずです。
それには、まとまった降雨量の流入は必要不可欠になって来ます。曇りの日だと、バスも浮き(サスペンド)気味になって釣り易いのですが・・・
今大会では、昨年に引き続き、辛うじての“優勝”を頂きましたが、決してパターンと言うものではありませんでした。DSリグで、少し深場を探れば、小バスは釣れる!と言う事くらいだった・・・

尚、今回、偶然にも気付いた事があったのですが・・・
アフターのバス(恐らく、産卵を終えたメスバス達)の群れが、奥行きの無い小規模なワンド(窪み程度)の最奥部(水深1mも無いシャロー)に、何度も群れを成して入って来るのです。別に、「コレっ!」と言って、何の変化も無さそうなワンドで、ベイトフィッシュが溜まって居る訳でもありません!
ただ、そのワンド奥に入って、目を凝らして観察して見ると、若干ですが、ワンド内の水質よりもマシだったのです。そう、その理由には、そのバス達は、伏流水を浴びに入って来ていたのです。
ワンドの良し悪しを決める際、決して、『ワンド最奥部→インレットの流入有り→ベイトフィッシュが溜まる→捕食!』だけの方程式ではなかったのです。軽視しがちな、小規模ワンドの最奥部、侮れませんね!
それでは、また、来週!ガイドサービスの方も、宜しく! 

現在(4日)の水位(トボトスロープ調べ)
:水位フル満水より、−8.0m減 
:水温:19.0℃ :透明度:2.5m 
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