初心者講座107 イマカツルアーの使いこなし方『IK-50』
今回はイマカツクランクのシャローランナータイプである『IK-50シリーズ』について紹介します。 IK-50にはリップの形、材質が異なる5つのタイプがラインナップされています。 大きさ:55mm 重さ:10g 右から、IK-50S、IK-50R、IK-50R2、IK-50C、IK-50C2 ボディ形状は全て共通のボディで、スタンダードでありながら高度なテクニックにも対応した万能形状です。 IK-50の“50”は、通常の使用で50cmまで到達するという意味です。 リップの形状が3タイプあるので、それぞれが得意とする場所や状況に応じて使い分けることができます。 それでは各タイプの使い分けを紹介していきます。 【IK-50R2、IK-50R】 右がポリカーボネート製リップのR、左が電子機器の基盤などに使われるサーキットボードを使用したR2です。 “R”とはラウンドのRで、丸型リップのことを指します。 ラウンド型リップを搭載したRは、動き出しが良く、“リップラップ”と呼ばれる石積みなどのルアーが挟まって引っかかるような場所でも、リップが障害物に接触した瞬間に弾くように回避するので、挟まりにくく根掛かりしにくいといった特徴があります。 また、低速で引いてもブリブリと小刻みに動いてくれるので、浅い場所をゆっくりと巻いて釣ったり、障害物の横をスローに通す使い方でバスに食う間をしっかりと与えてやることができます。 【IK-50C2、IK-50C】 右がポリカーボネートリップのC、左が基盤リップのC2です。 IK-50Cの“C”は、コフィンリップのCです。 角ばった形が特徴のコフィンリップは、ラウンドリップとままた違った特徴を持っています。 コフィンリップが得意とするのは、スタンプと呼ばれる沈んだ切り株や、倒れた木などのウッドカバーです。 沈んだ枝などを乗り越える際には、真っ先にリップが接触してルアーが前に倒れ込むようにして乗り越えます。 その際にルアーが左右に倒れてヒラを打たないので、フックがリップによりガードされた状態を保ち、根掛かりすることなく簡単にカバーを乗り越えることができます。 同じIK-50ですがラウンド型よりも10cm程度深く潜るので、ほんの少しの水深の違いで使い分けることができます。 【IK-50S】 IK-50Sの“S”はスクエアリップのSです。 スクエアリップの特徴としては、カバーに接触させた際に腹を横に捻じりながら回避する性質があります。 スクエアリップが得意とするのは立木や杭などの縦ストラクチャーで、ストラクチャーの真横を引いてルアーを接触させることで意図的にイレギュラーなアクションを発生させることができます。 これはルアーを見慣れた賢いバスをもバイトへと持ち込むことができる、“リアクションバイト”を誘発できる使い方です。 どのタイプのIK-50も、障害物に接触させてイレギュラーなアクションを発生させることができますが、障害物の種類に合ったタイプを選ぶことでストレスなく使うことができます。 しっかりと見極めてから投入してみましょう。 バスが浅い場所に入ってきている時に効率よく釣ることができるので、バスの行動が活発な3月半ばから11月に掛けて使うのがオススメ。 タックルはミディアムクラスのベイトロッドに12〜16lbのナイロンライン、もしくは10〜14lbのフロロカーボンラインを選びましょう。 穂崎タックル ロッド:テムジン スティード(エバーグリーン) リール:レボLTX(ピュアフィッシング) ライン:バトルデザイア ファーストムービングスペシャル12lb(東レインターナショナル) |
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