10月14日（日）に福岡県遠賀川で開催されたNBCチャプター福岡第5戦に参戦してきた。
チャプター福岡は今回が最終戦になり私は4戦終了時点で年間3位の順位に付けていた。2007年5月20日のフィールドニュースで公言していたように目標を年間優勝としていたのでこの最終戦で結果を出して是非とも年間優勝、チャプター福岡のアングラーオブザイヤーを獲得したいと強く願ってトーナメントに臨んだ。今回も都合がつかずノープラクティスでの参戦になったが前日親友との電話でほとんどの人がノーフィッシュか良くても1匹だけで釣れていない。さらに先週と比べて水温が5度近くも下がっているとのことでどう考えてもタフコンディションと感じられた。急激な水温低下でバスが口を使わない、こういった状況で有効になってくるのがシャッド！それも「スーパーキラービルの出番かな」と内心考えていた。
当日会場に着くと水面は白い泡だらけで「ターンオーバーしているじゃないか・・・これは非常にタフな試合になるな」と直感的に思った。もともとワームのライトリグによる食わせの釣りは苦手なのでスーパーキラービルで勝負しようと決めた。
スタートして上流から最下流までボートを走らせて水をチェックしてみた結果、下流の3号線から中流帯にかけてのエリアが若干だが水質がいいのでこのエリアで本格的にトライした。スタートから3時間たったがノーバイト「周りもヒットしていないなー」と思いながら中流にある石積みに杭が絡んでいるブレイクを丹念にスーパーキラービルを通し止めた瞬間にグーと重い待望のバイト！800g強のコンディションのいいバスをゲット。それからはノンキーを10本位とワタカまでキャッチし、このような状況でのスーパーキラービルの有効性を見せつけられた。しかし、いかんせんキーパーが出ない・・・。ふと気付くともうすぐ12時、水温計を見ると朝より1度位水温が上がっていた。「そろそろシャローフラットにもバスが差してくるんじゃないか」と思い中流帯のフラットエリアへ移動。ルアーをスーパースレッジへチェンジしてスローにストップ＆ゴーを繰返す。するとリールを巻くのを止めた瞬間“グー”とロッドが絞られ700gをキャッチ。「これはこのタフコンディションでも3本のリミットをそろえられる」と思い無心にキャストを繰返した。そして30分後に600g強ともう1本を追加してタイムアップ。
3本トータルウエイト2,230gで最終戦を準優勝で飾ることが出来た。今回のトーナメントは10月に開催されたトーナメントでは記録的なローウエイトだった。参加人数48名中20名がノーフィッシュ、3本のリミットを揃えたのは4名のみで2kgを超えたのは上位2名だけと非常に厳しいタフコンディションのトーナメントだった。このような状況の中でもバスを誘い出してくれたスーパーキラービルのポテンシャルには驚くばかりで改めて「スゴイ」と思った。そして気になる年間順位は今回の準優勝が効いて見事“2007年NBCチャプター福岡のアングラーオブザイヤー”に輝くことが出来た。そして3位には我が親友でありイマカツチームメイトの武田プロ。
今までトーナメントに臨む上で常に優勝のみを目標としてきたが今日始めて年間優勝を目標として公言し実際に年間トロフィーを掴むことが出来て心から本当に嬉しかった。いつも応援してくれる最愛の妻と2人の息子達に感謝しています。
「やっとパパの雄姿が見せれたぞー」