台風通過の影響を受け、吉井川は通常より約６０センチ増水、濁流河川となっていました。本来は逆ワンドであるポイントも、この日はワンドそのものが崩壊。かなりの厳しさを覚悟して望むこととなったのですが、なんとモグラジグで連発！その威力をみせつけられることとなったのです。そのパターンとは・・・増水と激流から逃れるべく、約５０メートルほどの冠水ブッシュ(柳の大枝やゴミ)エリアに集中したバスに口を使わせること。このような状況下では、バスはなかなか口を使ってくれません。最初にアプローチしたテキサスリグでは反応はゼロ。それが、同じその場所でモグラジグを使うことによって、最大４６センチ(１４８０グラム)を含む４０センチオーバー５尾３８センチ２尾の合計７尾を手にすることができたのです。今回のようなケースをクリアするには、いくつかの条件が求められます。(1)木の枝にひっかかっている流されてきた小枝などの複雑なゴミだまりをクリアできること。(2)濁りの中でもハッキリしたシルエットをもつこと。(3)流されずゆっくりとフォールしステイでも誘えること。この３つの条件を満たすことができ、テキサスリグ以上のアピール力をもったルアーがモグラジグだったのです。この日は特に、ウェイトセレクトも重要と感じ、水深１メートル以下のカバーではよりゆっくりと落とすために３/８ｏｚを、水深１メートル以上では１/２ｏｚを使用しました。