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ミッションからの帰還(1)
こんにちは、ルアーデザイナーの長井です。

久々のブログ更新になりますね、実は前回のブログで記したスーツケースのキャスター交換で、あまりにも厳つく怪しいキャスターになってしまっていたため、私だけアメリカの入国審査に引っ掛かり何日も軟禁され、やっと日本に帰国できたのです。



というのは冗談ですが......



お陰様で水谷、穂崎、長井の3名は無事何事もなく日本に帰国でき、平常通りの仕事に取り掛かっています。

自分で交換したスーツケースのキャスターは故障もなく耐久性も十分でした。

さて今回、今江さんから特別な休暇を頂いた3名の向かったロケーションは、太陽の国メキシコ。

急遽決まったミッションの為、フライトルートが少々ややこしい、関空から韓国の仁川(インチョン)国際航空を経由してロサンゼルスそしてメキシコというルートで、総フライト時間は14時間30分。

韓国の航空会社アシアナエアラインに搭乗してのフライトであり、長時間、窮屈なエコノミーシートでの軟禁状態が続く、機内では韓国語、英語、ヒンディー語、赤ちゃんの鳴き声、寝ている人のイビキ、そして大音量のゲームの音等が織り混ざり、機内の中はインターナショナルに満ちていた。

機内の座席の正面には、各一人ずつモニターが設けられているのは十数年前から同じですが、一番変わっていたのはこのモニター画面がタッチパネルに進化していた事でしょうか。


タッチパネルに進化


機内食を食べ、映画を観たり、寝たりを繰り返すこと数回、ようやくアメリカ、ロサンゼルスに到着。

ホテルにチェックイン後、すぐにレンタカーを借り、一度は行ってみたかったバスプロショップへ向かう。

ホテルから車でハイウェイを走り、2時間程の場所で広大な敷地にショッピングセンター街が現れ、遠目に黄色いバスプロショップの看板が見えてきた。


地上4階建ぐらいの高さ


「デカい」

私が、バスプロショップを見て初めに発した言葉である。

ショップ入り口の壁面には、ハンターに仕留められたであろう鹿の角が一面に装飾され、己のハンター魂を駆り立てられる。


角だらけ


ショップ内はフィッシング、ハンティング、キャンプ、ボートと大きく4つのコーナーに分けられ、早速、フィッシング用品売り場へと足を運んだ。




フィッシングコーナー入り口左手には巨大な水槽があり、50後半のブラックバスや20センチ程のブルーギル、メーター近いキャットフィッシュがお出迎え。


Hello !!


フィッシングタックルの品揃えは確かに豊富だが、商品を見ていて何か物足りない、理由は殆どの商品が日本のショップに入って来ている物ばかりだからです。

その地域のオリジナルルアーで日本では未発売の商品が有れば、それなりにワクワクしたであろうが、バスプロショップにはそれが無かったのです。

プラグの価格はそれ程安くは感じませんでしたがワームはとにかく安い、日本の半値位で購入出来ます。


ライフル 普通に手に取って見ることが出来ます。


今回、プライベートでのメキシコ釣行では無く、あくまでも仕事に来ていると自分に言い聞かせバスプロショップを後にした。


何時間店内に居たのだ!?


翌日、ロサンゼルス空港からメキシコ行きのアラスカエアラインに乗り込む事2時間半、ようやくメキシコに着陸。

機内で数分待機し、やっと乗務員の案内で機内から人々が機外へ降りて行く。

機外に出た瞬間、煌々と輝く太陽光と共に「ムワッ」とした熱風が身体を包み込む。

「暑い」

灼熱という言葉が合っているだろうか、日本の夏のように蒸し蒸しした暑さではなく、まるでフライパンにのせられ今にも焼け焦げてしまいそうな程の乾いた暑さといった感じで、サングラスが無いと網膜が一瞬で遣られるぐらいの強烈な日差しでした。

空港にはロッジのオーナーと数名の従業員が笑顔と共にお出迎え、簡単な自己紹介の後、車に荷物を積み込み乾いた大地をひたすら走って数時間、湖の畔にある小さな村に到着しました。


ロッジ


ロッジに荷物を積み込み、早速タックルの準備に取り掛かりました。

と言うのも、到着初日に半日程釣りが出来ると言うことで、明日からの本番に向けての肩慣らしと思い、時間もあまりないため最小限のタックルを用意、600ミリリットルのコカコーラを飲み干した後、タックルと一緒にボートに乗り込んだ。

話は変わりますが、メキシコに来たら皆さんも是非コカコーラを飲んでみてほしい、日本で飲めるコーラの数倍、いや数十倍メキシコのコーラは美味い。

世界一のコカコーラ消費量を誇るメキシコのコーラに使われている糖分は、サトウキビが原料で飽きの来ない自然な甘さで出来ているからでしょう。

話を元に戻して、湖の第一印象は、とにかく立木だらけで雰囲気は最高!! なんですが、今回、日本から持ち込んだルアーで攻略出来るのか、この立木だらけの湖に数日間ハードルアーオンリーでテスト出来るのかと不安要素が頭を過ぎる。

私は、時間もあまり無く、夕まずめと言う事でNewデザインカップのアイアンマウスに指差し、フィッシングガイドにこれを使いたいと伝えた。

フィッシングガイドの案内で、なぜかダムサイド付近にボートを走らせ垂直岩盤エリアに到着。

こんなドン深エリアでトップに出るのかと思ったが、そんな不安も一瞬で吹き飛んだ。

Newデザインカップのアイアンマウスに向けて真下から突き上げてくるバスの魚体は何度も見られ、果敢にルアーへヒットして来るのだが、釣れるバスのサイズが「!?」と思ったが、このエリアはバスのサイズは小さいのだろうと気にも止めずに初日を終えた。

次回につづく

それでは、皆さん良い釣りを

 

 

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