トップ50亀山ダム戦 直前報告の巻
5日間に亘る灼熱の亀山湖練習が終了した。今回は振り替え戦の日程の都合上、今日1日のオフリミット後、そのまま本戦に突入する。今回の練習は前半は非常に苦戦した。全域アオコまみれ、毎日20cmのペースで減水が続く亀山ダムはさすがに関東屈指のレベルの高さを誇る天然スーパーメジャーレイクだけに、一筋縄で攻略できるほど甘いものではない。しかも毎週レンタルボート店でのトーナメントが開かれている亀山ローカルアングラーのレベルは驚くほど高く、付け焼刃のテクニックや場所選びではまともに戦うことすら出来ないほど、装備に技術に経験全てにハイレベルである。 青野ダムのハイプレッシャーにも驚いたが、亀山ダムに比べればまだまだロープレッシャー?と言ってもいいほどこれまた異常なほどに平日でも本格派のアングラーが多いのだ。
チャプターやレンタルボート屋の試合も、優勝は3尾2500g前後(45アップ1尾に33〜35cm、500〜600g2尾)が 優勝ラインで、500g(30cm)3尾でも10位前後の上位入賞が可能だった。トップ50プロもお盆前までの優勝ラインは毎日5尾で3500g前後、トータル3日で10キロ前後と読んでいたらしいが、今は口々に毎日2キロ強、トータル7キロで上位に残れるのではと言う見方が圧倒的になり、頭を抱え込んでいるプロも多い。とにかく500gを超えるバスを釣るのが至難の業で、キロアップが入れば正にスーパーキッカーとなる展開だ。
「コンフィデンス」この言葉の重要性を改めて知った練習だった。バスは自分が初めに読んだ場所にきっちり居たのだ。ただ荒っぽい自分流の釣りが関東で通用するのかと言う疑問と、繊細軽量な釣りが最強とされるローカル神話に影響され、自分の釣り方に迷いが生じ、その不安感がバスとのコンタクトを遠ざけていたようだ。 現実、亀山ダムでは値千金、私にとってはこれまた青野ダムに続く奇跡とも呼べる、栄えある亀山ダム05年公認100尾目となる50オーバーを自分の得意技で手にすることに成功した。釣って直ぐに、余りの事の重大さ?に近くのレンタルボート屋に直行、現認者付で口閉じ計測してもらった。53cm、関西ではさほど驚く大きさではないだろう。しかし、青野ダムの50オーバーが琵琶湖の60cmなら、亀山ダムの53cmは琵琶湖の65オーバーに匹敵するほどの価値がある。 それほどめったに出会えることのないサイズなのである。
しかし、今日現在、台風11号の直撃は避けられそうも無く、初日の試合開催は極めて難しい状況にある。全く雨が降らずピーカンべた凪、減水が2週間以上続いた亀山ダムはこの強烈な台風で確実に全く違った湖になるだろう。そして 気の遠くなるような猛暑の中、気力で掴んだこのパターンも、前回の旭川戦同様、またしても夢幻と消え去るのか・・・。
白紙の試合になるだろう。もはや練習は何の意味も持たないかもしれない。果たしてこの激変する状況に誰がアジャストするのか?条件は全員同じだ。
会場はレンタルボート松下。日曜日午後1時最終ウエイイン。
インフォメーション:イマカツ限定レディースTシャツ 会場にて日曜日販売します。 |
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