真夏のテストは辛いよPART?兇隆

夏の川遊びは釣れれば最高!
釣れなければ足がガクガクになるほどキツイです。

ブリブリの旭川バス。最近はかなり手ごわいですよ。

ワタナベの大活躍のおかげでHPビデオシアターの撮影が敢無くボツ・・・。かなりムリして行っただけにヘコんでしまったが、まだテスト課題が残っている。製品サンプルが上がってきたばかりの噂?の「ジャバロンS」のテストだ。
さて、どうしたもんかいな?いくら何でも東条湖にはデカ過ぎるかななんて考えていたら、某雑誌社の記者が突然会社に遊びに来た。これは絶対何かたくらんでいるなと思ったら、案の定、また無理難題を言ってきた。仕方無しにまたしてもジャバSのテストを兼ねて昼から工場を出発、恐るべきことに旭川ダムまで日帰りのオカッパリが突如決定してしまった。

突然、思いつきで旭川ダムに。
風景のきれいな川です。
工場から2時間半、旭川ダムに到着、思い付きにも程があるテストだが、まあ旭川ダムの上流ならジャバSでイレグイでしょ!っていう安直な考えがもたらしたホイチョイフィッシングだった。ところが、往々にして舐めてかかったときほどバス釣りって言うのは厳しいことが多いもんであります・・・。

旭川ダムには3時前に到着。旭川ダムは最近オカッパリが急増し決して簡単に釣れる場所ではなくなっている。
しかもかなりのペースで減水が進んできており、この日も見る見る水位が下がっているのが判った。しかし、それでも
ジャバSなら楽勝でしょう!ってことでまずはプレッシャーの高い旦土橋からスタート。舐めにナメきって「カレカ」で景気よくリッピング!。いきなりドッパーンっと水面が激しく割れ、あっさり45アップ一丁上がり!!ギャラリーの前で鼻高々。ところが調子に乗ったその直後のキャストで対岸にカレカがグサッ・・・。1つしかないプロトが、あっさり10分で終了。
(後で地元名アングラー???によって無事救出!サンキューである。)

カレカのリッピングでいきなり出ました。
余裕綽々のはずだったのだが・・・
しか〜し、今回はジャバSと言う最強の武器を手にしたワタクシは余裕綽々、40アップ5本はいけるでしょうと、ジャバSノーシンカーにチェンジ。動きはジャバロン160を凌ぐパワーと迫力だ。
重量を生かして大遠投で狙っていくと、いきなりバイト!!

ほ〜ら来たでしょっとばかりに、スタリオンをタメにタメて渾身のグッサリフッキング!!ドッシ〜ンとした気持ち良い重量感がスタリオンをムチのようにひん曲げる・・・予定だった筈が何故か一瞬の気持ち良い手ごたえの後、スタリオンがむなしく空を切った。あれれ!???まあすっぽ抜けかとこの時は深く考えなかったのだが、この事件が恐るべきジャバS地獄の序章となるとは私自身、まだ気が付いていなかった。

その後もすぐにジャバSにはバイトが続いたのだが、またしてもすっぽ抜け。ここぞと言う所では絵に描いたようにバイトがあるが、これまた絵に描いたようなすっぽ抜け・・・。何じゃこれは野尻湖スモールの祟りか????。バイトはしょっちゅうあるだけに性質が悪く、次こそは状態にハマッてしまい、まさしく野尻湖虫地獄の再現になってしまった。

結局、日没を迎え釣れたバスはカレカの1本だけ・・・。信じられない結果に唖然呆然・・・。

「カレカ」とテムジン05モデル「AIRDRIVER」
間もなく全貌公開!!
ジャバSは歯形でボロボロなのに、バスが全てバレてしまう。これは何か絶対に原因がある。何かジャバSに致命的欠点があるとしか思えない悲惨な結果になってしまった。確かにこの日は減水が激しく、上流のバスが旦土橋下流へ落ちていた感じは強かった。減水のため川に上がっているバスは非常に少ないとは感じたが、それでも短時間で5バイトは十分にとっている。ジャバロン160でもこんな経験はない。真冬ですら十分にフッキングしたのだ。

ジャバロン140ならフッキングは完璧。
なのにジャバSは・・・・どうなってんの??
バスの活性が極めて悪かったのか、それともジャバSの欠陥か?、これを確かめないうちには帰ることは出来ない。
急遽、その夜は飛鳥カントリークラブに無理言って部屋を取ってもらい、朝だけ3時間もう一度釣りすることに決めた。
おかげでワタナベは旧吉野川JBIIのプラをキャンセル、私も仕事を午後に回すと言う荒業だった。
その夜はTシャツを洗って寝た。

ジャバロン160クリアーペッパーはめちゃくちゃいい!!
特にスーパークリアでのスレバスには最高。
水中で見ると全然見え方が違う。
翌日朝、生乾きのTシャツを着て再度、旭川に兆戦。しかし土曜日と言うこともあって朝からオカッパリがいっぱい。どこに行っても先行者がいる。

オカッパリの有名ポイント「大岩」。
入れ替わり立ち代りバスアングラーと鮎師が入ってます。
マナーには細心の注意を!!
この日もバイトは得れるものの結果は同じだった。朝からすっぽ抜け連発、ジャバSでは1本もバスをランディングに持ち込めない。そして、ある原因を突き止めた。予想もしていなかった原因だ。ジャバSはジャバロンに比べて2節であるが故、テール側にかなりのボリュームがある。重量もジャバロン160より重い。これはあくまで予想なのだが、どうやら40〜45前後のバスが多い旭川では、ジャバSをバスが喰ったとき、口の中でジョイント部分がすぐ曲がるため、丁度2つ折状態で収まっている感じがする。その2つ折になった尻尾部分がまるでウィードガードのような役目をしてしまい、フックの掛を妨げているのではないか?。まるで口の中からもぎ取るような手ごたえを感じてからのすっぽ抜け、帰ってきたジャバSに歯型が頭と後部ボディーの先端部に強烈に付いていることが非常に気になった。確実に口の中に全部入っているのは間違いない。ジャバロン160は4節(後方ボディー3分割)のため、口の中でやわらかく畳み込まれるようになるのは前からバイトシーンを何度も目で確認しているので間違いない。ジャバSはこの後ろの部分がデカ過ぎ、V字状で口に入るのが問題なのだろうか???

歯形でボロボロにされたジャバロンS。
これだけ喰ってくるのに何故にバレる???
とにかく今回のテストでジャバSはジャバロンを凌ぐバイト数を得られたにもかかわらず、ランディングにはことごとく失敗してしまった。確認のためジャバロン160ネイルシンカーに変えると、デカバス君達が次々とあっさりガッチリフッキングしてしまった。封印していたジャバテキ140でも直ぐにバスを手にしてしまった。
結局、今回のジャバSテストは打ちひしがれて時間切れ終了。
疲れきって旭川を後にした。

結局、最後はジャバテキ???
ジャバロンSはまだサンプル段階とは言え、思わぬ落とし穴が潜んでいた。これがフィールドテストは絶対に外せない最大の理由だ。今回の経験を元に、ジャバロンSは再度、形状及びサイズの検討に入ることになった。ノーシンカーでの動き、集魚力では圧倒的アドバンテージがあるだけに、何とかこの問題を解決したい。幸い、既にその解決方法のヒントは今回のテストで掴んだ。明日からは至急そのニューサンプル作りに没頭する予定である。

今回の模様はバッチリ撮影できているが、またしてもHPシアターがジャバビデオになってしまった。でも、ジャバテキ
中心だったジャバロンの最も効果的な使い方が真夏を迎えて微妙に変化してきたように思う。
この件に関してはまた後日、HPシアターで解説しよう。
クリアーペッパー。
水中ではクリアトーンが変化して本物のマスそっくりに
見える。今回一番の当たりカラーでした。


旭川は流れの速いところもあるので、こういった所でのウエーディングは膝までに!



旭川ではオカッパリでも入漁料が必要です。
最近、入漁券を購入しないでオカッパリをする人が増えているそうです。漁協の理解・協力あっての旭川ダムですので、必ず、中島公園で入漁券を購入してください。

 

 

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