PREMIUM COLLECTION 2014
全面外貼りではないが天然シェルの色相変化を最大限引き出し、
かつ量産可能なカラーリングに工夫した通称、3Dシェル塗装。
12月にクリスマスコレクションとしてリリース???。



ここんとこ、工場通いが続いている。幸か不幸か今年はオフシーズンが早かったため、いい意味で来季に向けての仕事に力が入っている。年末〜14年フィッシングショーにかけてはかなり刺激的な未公開ルアー達が一気に公開されると思うで、是非楽しみにしておいて欲しい。


なんと霞ヶ浦でも爆裂しているアライブチャター。
厳太郎のアラチャ耳より情報をhttp://champ206.blog.shinobi.jp/imakatsu/20131023御覧下さい。


さて、毎年この時期になるとイマカツでは季節柄なのか天然シェル(アバロン等)を使った特別仕様のプラグ出荷が増える。昔から天然シェルの人気はその圧倒的な美しさから人気が高い。かくいう自分も天然シェル、特に夜光貝を使ったプラグは試合や取材で超一軍として昔から使い込んでいる。


何気に超一軍として常にタックルボックスに入っているIS200。
これは自分で外貼りした特別仕様。


特に夜光貝は漁師が使う漁具「ツノ」に使われる貝素材中でも最高級素材とされるが、その理由は光の届きにくい水深でも夜光貝はその名の通り、驚異的な輝きを維持してくれる。むしろローライトほど輝きを増す唯一の貝と言えるだろう。


死ぬほど撮影が難しい夜光貝。しかしこの美しさは絶品。
限定ワドバギ内張り仕様も出るかも・・・。いや出ないかも・・・。


実際、夜光貝ルアーの撮影では、光を苦労して当てれば当てるほど、余り美しい画像にはならない。逆に極めて撮影難易度の高いギリギリのローライトに落とし、シャッタースピードをピントの来る限界で撮影すると感動的に妖艶で千変万化する色調を発する。ちなみに天然シェルの代表であるアバロン(アワビ種)は、逆に光を当てれば当てるほど美しく輝く。天然素材とは本当に不思議なもので、幾らグアニン、ホログラフ、純銀、リアルプリントと箔の技術が進歩した現在でも、全くこの天然の輝きにはかなわないと思う。


黒夜光内張り仕様も超絶妖艶。
カラー名は絶対、ナイトメア(悪夢)ですな。バスにとってはね。


そして、この天然シェルにはもう一つ大きな、人工的には完璧には実現不可能な「釣れる」要素が含まれている。それが静止していても尚「見る角度によって違って見える色相変化」である。


上からニュージランドアバロン、ニュージーランドブラックアバロン、夜光貝、黒夜光貝。
相反する機能美。一度使うと虜になってしまう。


天然シェルの釣れる要素は実はここにあるのではと自分は感じている。実際に小魚を水槽で見ていると、一時として同じ色、同じ陰影に見える事がない。これは保護色ではないが、見る角度や水の動きによって色層が常に変化することで捕食者から実態をカモフラージュする効果ではないかと考えている。イマカツでは昔からルアーの動きに応じた色調変化に拘ったカラーリングを常に意識し、カラーリングはほぼ全て自ら色見本を塗装している。しかし、残念ながらこの点において天然シェルに勝るものはないと考えている。


斬風のアルミナハスカラーも深めの鱗と相まって色相変化が特に大きい。
自分の中では常に使う超一軍カラー。


昨年、フィッシングショー横浜のDUELブースでセンドウ兄弟とトークショーをした折、DUELの開発担当が「サシミ」シリーズを力説していたが、鋭い所を突いてるなと感心した事がある。「サシミ」シリーズの立体彫刻ボディーは、見る角度によって全く違った発色をする特殊なギミックが施されており、フィッシュイーターはこの色相変化に強く反応すると力説していたことが印象的だった。


昨年、横浜ではDUELブースでセンドウ兄弟とトークショー。
この時、ブースを見学したがサシミルアーが一番気になっていた。


アメリカンルアーでも、昔懐かしいレーベルのクロスハッチ技法も見る角度によって反射角を買える工夫だと聞いた事がある。また、ログの独特のハニカム状鱗模様は水の剥離を促進する効果があるとともに、同様の色相変化も意図的に狙っていれば脱帽である。
まあ、日本で今更アメルアの鱗模様を出してもまずウケないだろうが、天然シェルをあしらったプラグがノーマルのカラーより「釣れる気がする」のも満更、気のせいではないと思う。


スケブロもイマカツ最新の内壁貼り技術でこのプレミアム感。
しかも傷が付かない上、色相変化は抜群。下記の狩野さんイベントでプレゼントあるかも・・・。知らんけど。


今季もイマカツではこの高価な天然シェルをより安価に、より斬新なカラーリング採用で年末年始に少量出荷する予定だ。天然シェルは均一な素材の大量入手がかなり困難なうえ、加工もアホほどコストがかかるのだが、紙一重のチャンスをモノにしたい釣り人にはオススメの逸品である。


霞デザインの狩野さんが関西初登場!
ブンブン各店舗で前山といい加減コンビでアドバイザーをするみたいです。遊びに行ってあげてください
http://muddys-store.com/hpgen/HPB/entries/411.html

 

 

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