今月の超ニオシ?!の巻
まもなくリリースが開始されるインスピラーレ・ブラックレイブン&ガンスリンジャー。 ケンシロウとラオウみたいなもんですな…。 先日、今月のイチオシ!を紹介した所だが、今月は自信作が結構目白押し。二番目推しってワケじゃなく、コイツも絶対自信のイチオシです。 今月末、いよいよインスピラーレの中核とも言える2機種が出荷される事が決まった。一つはブラックレイブン、そしてもう一つがガンスリンジャーだ。 最初に知っておいて欲しい事は、この2機種、名前こそカレイド前機種、テムジン前機種と同じだが、ブランクスからグリップまで全て一から組みあげたALL NEWデザインのロッドと言う事。名前は伝統の継承として、ロッドの用途を一発で理解できるように残したが、使用感はいい意味で別物に進化していると思って欲しい。 ブラックレイブンは実はオカッパリ取材でのスモラバでその出番が一番多い。 このサイズを無理のある足場から強引に取り込むには、ブレックレイブンの強靭さは最低限の条件になる。 ブラックレイブンは旧型エアドライバ、旧型エアレイドの後継としてカレイドにラインナップした、1/4oz~1/2ozを中心としたスーパーヘビーカバー以外でのジグ&テキサス専用にデザインしたロッドである。ベーシックなジグ&ワームロッドとして試合での使用頻度は非常に高い。 このベーシックなカレイド・ブレックレイブンに対し、インスピラーレの「新型ブラックレイブン66MH」は、「ワイルドフィネス」への適応力、すなわち軽量ルアーに対する操作能力を各段にバージョンアップさせたものである。もちろん、限界強度の上限は維持しており、むしろ総合的に向上していると言ってもいいレベルにある。 どうしても強引なやり取りが必要となるオカッパリ。 オカッパリでのベイトフィネスは、ゴボウ抜きできる「ワイルド」さで「フィネス」もできる事が大前提なのだ。 上級者ならベイトフィネスロッドとしても臨機対応可能で、強度を犠牲にせず驚くほど軽くシャープに仕上がっている。インスピラーレの中でも最高難易度の製法である4軸繊維(レイブンは30°60°と45°45°のハイブリッド全身型)を先端まで綿密に組み込み、ゼミマイクロガイドを採用した事により、50アップをリフトできる「ワイルド」さと、ベイトフィネスにも臨機対応できる「フィネス」さを両立させている。 ベーシックにはジグ&テキサス全般をカバーするロッドだが、自分の戦力的には試合取材を問わず、最近は13ポンドFMVとLTZを使った3.5g前後のフジラバやジカリグを中心としたミドル~ヘビー級カバー攻略にもっとも多用している機種である。 このバスを釣ったシーンはガンスリならではの圧巻だった。 近いうちに実録が見れる思いますのでお楽しみに! もう一つの新型「ガンスリンジャー610XH」に関しては、そのもっとも大きな仕様変更がフォアグリップレスだろう。Wハンドフォアを伝統とする電撃ロッドの正統後継としては、正直最初はかなりの葛藤があった。 しかし、完成した新電撃を使った瞬間、その迷いは一瞬にして消え去ってしまった。それほど、フォアグリップレス化、新装4軸、独自のセミマイクロガイ化した新電撃ガンスリンジャーは劇的過ぎる程の明確な進化を果たしていた。 ガンスリはインスピの中でも自分的にはNO.1イチオシ。 一番、痺れるロッドです。リールはジグ系にはレボエリ8がオススメ。超ハイギア&ロングハンドルで電撃力更にアップ! 武骨だった電撃に、片手ですら扱えるほどの繊細な操作性が加わり、同時にブランクスの根本改編により強烈な硬さ以上にムッチリと感じる強靭さが各段に際立つようになった。 本来はヘビーカバー対応のヘビージグ&テキサスの電撃ロッドなのだが、インスピラーレ化する事で劇的にロッドワークの多彩さが加わった。 現在ではその硬さとタフネスさを活かして、アンドロイド180&210の全力キャスティング、ティップのタレの無い高精度のピッチング、瞬発的なショートジャークに抜群の性能を発揮し、ディープでのバクラトにも最高の相性を見せる。 キャストからフッキングまで、積極的に操作し、積極的に掛けに行く「電撃スタイル」として、破格の性能向上を見たのがインスピラーレ・新ガンスリンジャーである。 このクソガギすらもガンスリを大絶賛。 しかし、サメウラ戦4位になった馬淵流アンドロイド超接近戦ピッチング釣法は痺れた・・・。 その試合本番実録とハウツーがもうすぐ初DVDで初公開? いずれにせよ、この2本は間違いなく今月の目玉イチオシ。お世辞を全く言えない馬淵が、このレイブン&ガンスリに関しては珍しく気持ち悪くなる程、絶賛している事がそれを証明しているのだろう。ライトリガーの馬淵が本格派アンドロイダーへと目覚めた理由の一つもそこにあるかもしれない。 プラグのイチオシは断然、ワドバギ。このHOW TO動画はまさに今、激オシNO.1! |