激アツ!!バッツ蛙パターン大炸裂の巻
台風パワー?それとも俺様?久しぶりのTSRロケは半日で4本の50アップをキャッチ。 これは一番小さい子です。 来週からいよいよ運命の第3戦檜原湖プリプラクティスに福島へ向かう。そのため今週はTSRロケ&ルアマガロケの2本連続取材が予定されていた。 ところが、何の因果が梅雨真っただ中にもかかわらず、台風4号5号の2連発…。どうにも予定変更も出来ないため、台風4号が上陸する前の半日、そして5号の影響が出る直前半日だけの日帰り強行2連ロケを敢行してきた。 まだ暴風圏はほど遠かったが、それでも爆風激雨・・・。 ワンチャンスをものにできた価値ある日帰りロケだった。 まあ、台風は暴風圏に入れば釣りどころの騒ぎではないが、逆に台風前の撃雨低気圧状態はバスの活性を著しく上げる事もある。但しこれは程度とタイミングの問題で、多くの場合、暴風圏でない強風圏でも釣りならない場合の方が多い。 今回は非常に強力な4号、熱帯低気圧に変わったものの歴史的豪雨をもたらした5号と言う事もあって、場所の選択には慎重にも慎重を期した。 今回は狩野さんのオマタ?の最終テストも依頼されていた。 幸い、今回はフォロー役としていい仕事をし、ルアマガでは50アップも…。調子に乗りそうなので写真なし。 台風の影響が好結果をもたらすには条件がある。まず、風に強い場所である事。同時に濁りにも強く、濁り始めが予測し易い場所が良い。そしてウィードや縦ストの多い場所ほど低気圧接近時にはバスが浮き気味になり、難攻なウィードの外へいとも簡単に出てくる事から狙い場、釣り方が絞り易い事を経験上、知っていた。 これらの条件から考えると、まずボート釣りは危険性が最も高いのでNG。川や流入量の多い湖も当然、NG。手軽で何時でも退却出来、バスの居場所が明確に絞れるフィールドと考え、今回は兵庫県と香川県の、タイプの違う野池に取材先を変更した。 4号が去った直後のルアマガロケは急遽、予定していなかったバッツの蛙パターンに・・・。 まさに酒池肉林の水面直下モンドリング劇場開幕だった。 暴風型4号の前は比較的小規模で特に風雨に強い山池。普段は簡単には釣れないが、バスが付く狙い場が明確な池。そして豪雨型5号の前は4号の影響がマシだった地域に変更し、歴史が古くメジャーでも実績がある大きめの野池。両者とも条件的にはウィードのある池で、普段あまり水量はないが比較的大きな「流れ込み」がある野池に狙いを絞った。 野池の流れ込みは濁り過ぎてもダメ。 今回は台風が荒れ狂う直前の絶妙のタイミングで現場に入れた。おかげで朝は3時出発でしたが・・・。 今回のキモは、非日常的な特殊状況が台風によって生み出されるその変化の初っ端狙い。具体的に言えば、暑い晴天が続いた後の激豪雨の始まり数時間や、野池のショボ流れ込みや排水溝等が一時的に濁流に変わる数時間、奇跡の激アツ劇場が開幕する事があるのだ。 特に小さな野池ほど、非日常的な劇的変化によってバスが短時間に一か所に集結する事が多く、予想外の爆発的釣果を生む事がある。但し、そのタイミング、その時にバスが求めている大正解のルアーを見つけるのは釣り人の勘で、結果にも大きな差が出るのもまた事実である。 そして結果から言うとホンマに滅多いない程のウルトラ激アツな野池オカッパリを思う存分に楽しむ事ができた。TSRロケでは半日で楽勝50アップが4本、ルアマガでは50アップを含む40〜47cmが約30本…。やっぱ取材は楽しいですわ…。 久々に最高に楽しい釣りができた。 野池の釣りは自分の原点であり、今も貴重な癒しの場所だ。 TSRでは朝一、バトルバッツで楽勝55cmクラスをバラシ激凹みで苦戦してしまうが、ドレッドホグを使いだして状況一変、それまで散々攻め切ったかに思えた野池で巨大なバスばかりがまるで魔法の様に喰ってくる異常事態に遭遇した。ドレッドホグは極小シャッドテールの集合体、はたまたテナガエビにも見える不思議なワームだが、ガツガッツと喰い殺すように喰ってくる特有のバイトの出方は、圧倒的破壊力をもつアラバマリグのDNAを存分に受け継いでいるのかもしれない。 湯原でビビったが、野池でもビビらされたドレッドホグのデカバス率の高さ。 アラバマパワー?なのかテキサスのフォーリングでこんなのが激釣です。 そしてルアマガでは本来、絶対本命と予定していたルアーは見事に外してしまったが、何の気なしにビッグバッツの「蛙パターン」を試した所、夢の水面直下モンドリング劇場開幕!!。現世(うつよ)と幽界(かくりょ)の境界線でもがく瀕死の蛙?を贄に、酒池肉林、狂乱の宴が延々と続く…。ホンマに大潮絡みの台風パワー恐るべしであります…。 バッツの蛙パターン恐るべし…まさかこれほどまでとは正直驚いた。 完全にカエルと思って喰っている。 しかし、台風パワーはあるにしても、ビッグバッツの蛙パターンは凄すぎた。バスがバッツのブレード&リアフックを、まるでカエルの後足をそっと銜えて水中に引きずり込む様にバイトしてくる様子は見ていて少しゾッとする物があった。DVDで確認しても、明らかにバスはバッツをカエルと認識して喰っているような独特のバイトシーンが幾つも確認できた。 バッツ劇場のアベレージ君。このサイズが次々と水面を割り続けた。 常に蛙の「もがき」をイメージし、ヨタヨタと超スローに水面直下10〜20cm前後を目視しながら泳がせるのがコツ。 他の水面系プラグも比較のため試してみたが、この日は間違いなくバスが異常に反応したのはビッグバッツの蛙カラーだった。おそらく気温水温が低かったことからも、かなりのスローでも不規則に動くバッツ特有の動きが一番のキモだったように思う。スピートが必要なルアーは見切られ難いが追いかけない、スローに動かせるルアーは単調だと見切られる…この状況で最強無敵となったのが食性とも完璧にマッチしたバッツの蛙パターンだったのだろう。 最終テストとなたバトルバッツの蛙バージョンも活躍したが、今回ばかりはバッツ水面劇場の脇役だった。 今回はその他にも新「蛙パターン」に関するいろいろな発見もあったので、追々ここで詳しく紹介していきたいと思う。野池青年ホサキングは無類のバッツ好きだが、蛙パターンを強く意識して釣りをして改めてその理由が解った気がする。 今回のスーパースター「ライト牛ガエル」。 ローライトでの見易さを意識した牛ガエル。 何本釣ったか解らない程釣れた。このパターンはマジでアリです。 カレイド・コブラDG66M最高や〜!! 今回の模様は近々、TSR&ルアマガ記事、そしてDVDもしくは動画映像で公開する予定なのでお楽しみに。 それまでホサキンの元祖バッツの蛙パターンを見てイメトレしてください。自分もこれで再開眼しました。 |