2007年タックル・オブ・ザ・イヤー、リップライザー堂々の2冠達成の巻
フローティングジャークベイトの革命となったリップライザーもメキシコがキッカケだった。 「ビッグバスは全てを語る」、病魔との闘いだった強行遠征もいまとなっては価値ある決断だった。 今回は多分2007年最後の更新になると思うが、2007年は正直言って振り返るも辛いこと苦しい事ばかりで、いまさら思い出したくもないって言うのが本音…。 しかし、それでもメゲズに前向きに頑張り続けたご褒美なのか、12月になって一気に暗雲晴れるかのように一発逆転、2008年に向けて久々に新鮮で刺激的な1年を迎えられそうな予感がする。 その中でも、精密検査が終わった翌日、私にとって最高のクリスマスプレゼントとなったのは、今やバスフィッシング雑誌最多発行部数を誇るルアーマガジンの、恒例年に一度の迷惑企画、「TACKLE OF THE YEAR」で、遂に悲願のプラグ部門1位を「リップライザー」が獲得した事だ。 しかもリップライザーは同時にその都市の新製品で最も活躍したプラグに贈られる「ROOKIE OF THE YEAR」も獲得し、堂々の2冠を達成してくれた。 そして更に嬉しいことにソフトルアー部門では無敵のゲーリーにこそ及ばなかったが、「ジャバスティック3インチ」が堂々2位獲得、「ジャバロンハード」もR.O.Yで2位、T.O.Yでも4位と大躍進を遂げてくれた。 トーナメントのタイトルは自分の力と努力で獲ることができるが、このタイトルはユーザーの皆さんの支持あって初めて取れる、いわば完全な第3者評価。イマカツというメーカーを立ち上げて丸4年、ようやくイマカツがトーナメント志向のプロアングラー集団としてだけではなく、一般アングラーに楽しさと感動を与えられるメーカーとして受け入れられ始めたことにこの上ない喜びを感じる。今一番嬉しいことは、私達が本気で情熱と信念をそそいで開発した製品達が、より多くの人達に笑顔と感動を伝えられた手ごたえを感じる事だ。そういった意味でこのタイトルは私だけでなく、イマカツスタッフ全員の悲願のタイトルだったといっても過言ではないと思う。 一方、ベイトロッド部門では残念ながら2位コブラと3位ワイルドスタリオンが票を食い合い、今年は1位は譲ってしまったが、2位コブラ,3位ワイスタ,4位リベリオン,6位スタリオン,7位パンテラと、トップ10占有得票で見ると圧倒的支持を得ることができた。特にワイスタは発売1ヶ月未満にもかかわらず、2位のコブラに匹敵する得票数には正直驚いた。このワイスタは間違いなく2008年も私の主戦力になるだろう スピニング部門ではエアリアルハイパフォーマンスが5年連続1位獲得で昨年殿堂入りし、前回から投票対象外になってしまったが、これまた嬉しいことに「スピンコブラ」が2年連続のT.O.Y獲得。1位、3位ブラッシュ、5位スパイダー、7位スカイマスターLV、9位エアリアルとこちらもトップ10過半数を獲得した。 そしてアイテム部門でも「バーサス3080」がエアリアルHPに続きT.O.Y5連覇を達成してしまい殿堂入り決定、これまた来期から投票外に…。なんか少し残念な気がするがもはや永遠の定番としてバーサスが認められたことが嬉しい。商社時代、MEIHOの社長に「本当に良いものさえ作ればいくら金型が高くても結果、安くつきます!」と強引に経営方針の転換をしてもらい「バーサス」が生まれたが、その仕事が認められバーサスが押しも押されぬトップブランドになったことがとても嬉しい。 ということで、2007年は間もなく終了するが、リップライザーが悲願のT,O,Yを獲得した記念?ではないが、偶然にも新年そうそうビッグな企画が発表になる。皆さん絶対にお見逃しなく! それでは今年1年、本当に波乱万丈の2007年でしたが、新生イマカツとして2008年は社員一同、そして 今年はふがいなかったイマカツトップチームも更にパワーアップしていく所存ですので、何卒応援、ご支持の程、よろしくお願い申し上げます。 それでは良いお年を!! |