何故か今年は当たり年?フラッピンソニック各地で連爆中の巻
青野ダムでも50アップ連打中!!
今秋は何故かフラッピンソニック当たり年???
さて、今年は季節感が1ヶ月ほどずれているのではないかと感じていたのだが、ここにきてそのズレが違う意味でちょっと不思議な現象を起こし始めているような気がする。最近もロケや取材に出かけているが、11月中旬からの冷え込みで多くの湖の水温が15〜16度前後に急低下している。それに伴い、ターンがきつい今年は深海魚ブーム再来?と書いてきたが、更にもう一段階きついターンが入り、
16度を境に湖の表層水温とボトム水温の差が均一になったのか、この深海魚たちの行動に妙な変化が出始めている。
11月上旬までは比較的この深海魚たちは明確な8〜17mの「いいディープフラット」の「ボトム」付近で釣れていたのだが、表層水温16度を契機に深海魚の釣り方に大きな変化が出始めている。その最大の変化は
「ベイトが異常なほど浮きまくり」
現象である。
ベイトが浮きまくってしまうとボトムではなかなかビッグバスが釣れない。
お手上げ状態になったときこそ、新2種の神器?登場!
11月初旬、18度前後までは比較的ボトム付近に塊で回遊していたベイトたちは、16度前後からボトムを離れ、8mや10m水深の真ん中アタリに脈絡なく、バラバラになって浮いてる魚探映像をしばしば見かけるようになってきた。それと共にボトム狙いのライトリグやズル引きには全くと言っていいほど反応がなくなってきた感じを受ける。言い換えれば物凄く釣りにくい中途半端な状況になっているようで、考えられるのは
湖の全体の水温がターンで均一化しはじめ、ボトムに冷たい水が入ったため、太陽光がぎりぎり届き、水温躍層のできる暖かい表層水の一番深い水深付近にベイトが浮いてしまい、それを追ってバスも仕方なく浮いているような状態
に思う。しかも、
「シルト(湖底腐敗沈殿物)」
を含む
「デッドウォーター」
も全層に蔓延しているから最悪だ。この中途半端な水温均一状況では、浮いたベイトについているバスすら水質悪化で活性を著しく落とした状況だけに、食わせようと思えば思うほど釣れないと言う状況に陥りやすい。
しかし、今年はどう言う訳かこの厳しい条件化で、既に
意外な2つの大当たりルアーが出現
している。
九州チャプターブロックチャンピオンシップをスーパーキラービルで制した木山プロ。
遠賀川では昨年11月、阿部マニアもスーキラワイキラのフラフラ巻きで3位入賞している。
一つ目は例年より一ヶ月近く早く、
「スーパーキラービル」と「ワインドキラービル」
が各地のシャローでいい結果を出し始めている。関東では通称
「フラフラ巻き」
とか
「死ぬ死ぬアクション」
と呼ばれるゆっくりと中層をターンでフラフラになったベイトよろしく、水面と平行に泳がせる方法だ。フックが多いだけに掛りも良いと言う寸法。
風下向かってクロスキャストで遠投し、風と波にフラフラ流されている弱ったベイトを演出することが最大のキモだ。ただし、その風下にバスがフィーディングに使う、水温の下がりにくいいいシャローフラットがあることが大切。
具体的には風の当たる岬の裏にできる波と凪の潮目付近、1.5〜2m前後のシャローフラット
だ。
春よりも実は晩秋が一番効くワイキラ&スーキラ。
ボートならスローなドラッギングが一番効果的。
そしてもう一つ、実は今年密かにターン真っ盛りの中で、
大当たりの裏技的シークレットベイト
になっているルアーがある。それが
「フラッピンソニック」
だ。
マジで今年は大当たり中のフラピンソニック。
実はこの後の取材でも信じられない出来事が・・・。
関東では良く知られたことだが、ワカサギの多い湖のディープでは、ワカサギが中層に浮きまくるこの水温均一化の時期、
何をやっても反応がない中、フラッピンのスローリングや、ラインの水切りを抑えた縦方向へのスロージャークでビッグフィッシュがビックリするほど好反応することがある。
それが
今年は何故か11月に入って以来、関西のメジャーレイクでもいち早く大当たり
しているのだ。
当たればこんなビッグバスが連発も・・・
ゴブリンに匹敵する深海魚狙いのニュースター誕生!
フラッピンのチカチカ動くテールがフォールやスローローリング時に非常に効くようで、某湖では禁断のシークレットとして長らく内緒にされていた。私自身も半信半疑だったのだが、最近のロケでターンの真っ最中、
「ベイト激浮きお手上げ状態」
で、このフラッピンソニックの奇跡的ビッグフィッシュ捕獲力に度肝を抜かれたところである。
素晴らしい魚体の青野50アップ。
でもこれだけでは終わりません・・・。
確かに、メタルバイブ=真冬と言うイメージがあるが、真冬にでも釣れるものだけに、最悪のターンにも強いと言うわけかもしれない。しかし、それ以上に誰もやっていないうちにいち早く季節を先取りして試してみることが大当たりの秘訣かもしれない。
ちなみに
フラッピンソニック
のキモは細いライン(6〜10ポンドフロロ)で超大遠投し、バイブレーションする最低速度で巻くだけが基本。あまりボトムギリギリを引かず、中層を気にせず引くほうがいいことがある。あとは、浮き加減に応じて縦にジャークアンドフォールで使う。4mまでなら3/80z、6〜12mは1/2ozがお勧め。オカッパリや野池なら1/4ozだ。
ロッドはコブラがベストマッチ。
何をやっても全く釣れない激ターン&ベイト中層浮きまくり映像に出くわしたら、是非一度試してみて欲しい。ちなみにフッキング命なので、フラッピンのWフックの開き角を90度以上に広げておく事をお勧めします。
これが青野ダムのアベレージ。
でも狙い方次第で50アップ複数捕獲も夢じゃない。
この後、某超ハイプレッシャーレイクで
更なる大事件が・・・フラッピンがヤバイ・・・。
ウルトラメジャー青野ダムでも
スーパービッグフィッシュ続々登場!
詳しくは今月のルアマガ&ルアマガDVDをご覧下さい。
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