07年トーナメントシーンを振り返って…の巻
初めてトーナメントを欠場した今シーズン。
同時に様々な事を冷静に、客観的に見れたシーズンでもあった。

今年もトーナメントシーズンが終わった。予想通りアイバーソン(相羽選手)が余裕でシリーズチャンピオンを獲得したが、正直言ってアイバーソンと他の若手プロ達の間に技術面以上に大きな力量差を感じたシーズンでもあった。その差と言うのは言葉にすれば勝負に対するプロ意識という言葉に近いかもしれないが、私がここ数年、強く感じる不満はトップ50選手達のプロ意識の低さに他ならない。プロと言うよりも「仲良し釣り仲間」もしくは「トーナメント・オタク」に見えるのは私だけではないはずだ。
現在もメディア最前線で活躍する個性の強い「元強豪プロ連中」の間には、表立っては仲良く見えるが、ともすれば一触即発に近い激しいライバル意識とピリピリとした剥き出しの闘争心があった。

決してトーナメントに対する情熱が薄れたわけではない。
今はさらに早く走るためのピットインと考え、静かに牙を研いでおこう。
しかし、最近は特に若手プロ同士の綿密な?試合前情報交換によって、選手達のトーナメント戦略が試合前にある程度決まってしまっているような感じさえ受ける。よく言えば助け合いの精神?だが、仲間同士、またはローカルアングラーを総動員した情報合戦には少なからず失望することが多い。ローカルアングラーの協力は、地理に不案内な場所等やローカルルールの難しい湖では決して悪いことだとは思わないが、仮にもTOP50プロと名乗る以上、地元の釣り人に場所からテクまで手取り足取り教わっているようでは本末転倒で、逆に地元のアングラーが見たこともないスキル、驚くような場所で勝ってこその“プロ”アングラーではないのか。
本当にプロとして試合を生き抜き、生計を立てることは、同時に孤独との戦いでもある。仲間同士で助けあっても個人競技である限り、NO.1になれるのは常に一人しかいない。今もトップ50の若手で5年後、本物のプロとして自活できている「器」は果たして何人いるだろうか。それだけに今年は「若手」ながら、もはや「並のTOP50プロ」とは遥かにかけ離れた位置にいるアイバーソンの圧倒的プロ意識の強さ、ハングリーさが際立った一年だったと言える。

現在のTOP50プロの中で確実に一歩抜けた存在となったアイバーソン。
でも本当の戦いはこれから延々と続く。
守ることは攻めることより3倍難しい。
現在、私の復帰は12月上旬と中旬に2度予定されている検査入院の結果次第だが、今回ばかりは、使うことはないと思っていた永久シード権を行使させてもらうことにした。完全復帰できれば来年は久々に本当の挑戦者として、最下位ランキングから3度目のシリーズチャンプへの最大ごぼう抜き記録?でも狙いたいと思っています。

やっぱり根本的にトーナメントが好きですからね・・・。
今は毎日、祈るような気持ちです。
PS:
最後に今年のエリートファイブですが、JBルールで出場資格は07年ランキング20位以内という条件が今春発表されており、そのルールの周知が一般視聴者には告知されておらず、知らずにエリートファイブDVDを購入し投票してくれた皆様には本当に申し訳ありませんでした。完全復帰の折には必ず自力で這い上がりますので、また是非応援の程、宜しくお願いします。


商社に就職したとき、もう無理だろうと思ったトーナメント参戦。
そのとき雑誌に書いた言葉、「I SHALL RETURN」。今もその気持ちに変わりはない。

 

 

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