K.imae Today's Tips 2194『ゲンタホグ進化論』

昨年秋に当初はエリートクロービッグハンドとして開発が始まった「ゲンタホグ」。

当初の目的は霞水系で実績が高い大きな爪を持つヘビキャロ用のクローワーム。

ヘビキャロマスターな厳太郎のたってのリクエストで始まった
ヘビキャロ専用クローワームだったんですね。

自分は霞水系のヘビキャロではエリートクロー4を良く使うので、
ここから試作が始まりました。

















Jimmyな存在で、確釣間違いないエリートクローは敢えて宣伝もしてません。

でも自分的にはどんな釣行でも最後の最後に頼れるのがエリートクロー。

本当に良く釣れる「弱い」、ピンッと跳ねるような動きで
スッと逃げるリアクションを誘うクローワームです。

かつてベイトフィネスでも、霞のTOP50、古くは旧吉野川エリート5でも、
メイン中のメインで常に今も使ってます。

だから今度は「強い」、「バスを遠くからでも呼べる」クローが欲しかった。

厳太郎はヘビキャロ専門でしたが、自分はジグと相性の良い
ビッグダディーの代わりが欲しかったわけ。

そこが自分と厳太郎の開発の目標。

事実、ビッグハンドはジグとの相性は抜群、
昨秋にはモグラジグとのコンボで爆釣してました。














そして今年の春、名前を「ゲンタクロー」に変え、
霞ヶ浦のナサカでゴンパチを釣って確信し始めました。

もはやテキサスやジグでの実釣能力は確かで、
強いクローワームだけに喰うバスのサイズが圧倒的にデカイい事も。

しかし、厳太郎はヘビキャロでのフォール姿勢に異常な拘りを見せました。

ビッと跳ねてホワッ~とゆっくりフォールする姿勢に変態級にこだわってましたね。

そのための腹脚(エビの複脚)や、腕の開き角度、
キャロで回収時回転しない事などなど…
















そこでハサミの開き角度や、腹脚の開き角度を改良。

劇的にエロさ、クリーチャー度を増したことで、「ゲンタホッグ」に改名。

同時にハサミの下半分にのみMAXソルトをフル充填することで姿勢制御。

水を強く攪拌するトップヘビーでかつ姿勢制御の優れたビッグハンドに生まれ変わりました。

霞ヶ浦プリプラでの厳太郎と同船テストでは、
54cmは絶対にあるこの霞産スーパービッグを始め、

抜群のヘビキャロ性能も身につけることに成功。

これにはハマりましたね…。

ウハウハすぎて。

ま、結局、おかげで厳太郎も自分も最終戦ではホゲて、
南プロがテキサスで使って最終戦6位に入るというオチは付きましたが…。















そして最終プロトが完成。

先日の取材ではテキサスリグで九死に一生を得る大活躍。

初日はほとんど丸ボーズで、苦し紛れにモグラTG&ゲンタホッグで起死回生の1本。

2日目はゲンタホッグTXで取材成立をまずは目指したところ、
驚異的な爆釣れになってしまいました。

エリートクローのDNAなんで、釣れるとは解っていたけど、クリアウォーターで、
灌水ブッシュ&カバーだらけの中で、バスを呼び寄せる力があるとは思いませんでした。

狙い通りの「波動の強さで寄せる」クローワームになったと核心。

まさにビッグダディーのそれでした。















霞エロ太郎も先日、ゲンタホグで凄い動画を霞ヶ浦で撮影成功したようですが、

たぶん今回の動画を公開したらでブッ飛んでしまうと思います。

年末までにはビッグハンド時代の動画とあわせ、ゲンタホッグ動画を3本公開予定です。

マジ、ぶっ飛びますよ。ルアー地味ですけど。

フッキングは派手。
















結局、丸一年以上掛かって、今年のハイシーズンには間に合いませんでした…。

年内に入荷したら奇跡です。

でも、コイツは冬でもたぶんポーク代わりにも最高だと思いましたね。

絶対に外さない確釣ワーム、厳太郎と南が異常溺愛するだけあります。

たぶん共通点はムッツリスケベなイケメンですね。

ワシ的にはよほどの事態でないと使いたくない類のルアーなんですけど。

 

 

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