ジャバロン最終サンプル到着の巻

ジャバロン5.5インチ(大)のサンプル、ジャバロンにはこの他にジャバロン4.5インチ(小)がある。(PAT,P)


ボディーは4節昆、これも最高の動きが出る組み合わせはたった1つでした。少しでも狂うと動きが出ません。
一番苦労したポイントです。

ジャバロンの量産決定用サンプルが土師ダムから帰ると到着していた。土師ダムでは残念ながらまだ水温が低過ぎて1バイト1チェイスだけでテストにならなかった。しかし、結構いい感じでサンプルが上がってきたので4月が待ち遠しい。

このジャバロンの動きは今までワームでは不可能と思われていた、リップや特定の抵抗板を持たないフルボディーアクション。すなわちボディーの各パーツ全体で動く画期的なワームだ。それゆえボディー各部の形状全てに意味があって、全てがスムースに連動しなければこの動きは出ない。形は流行のS字形のようにも見えるが、全然別物、別世界。
ソフトで完全無音、しかも針先が見えないため、喰いに来たバスはジャバロンを一撃したあと、モグモグしながら飲み込んでいくようなバイトをする。針先が見えないという事は強烈なアドバンテージになるようだ。
この上下斜めに切り込まれた円錐型のスリット(PAT.P)が
水流を整流し、バスボートのカタマラン(双胴船)・ハルと同じ効果でリトリーブ時の傾きや回転を防ぐ。
ただ単に3節昆のビッグベイトの形状をワーム化してもまず全然動かない。ウエイトや抵抗板がないため、動いたとしても回転したり、斜め泳ぎで、何よりリップも無しでスローで大きく動かすことは至難の業だ。このジャバロンはスローになればなるほどでかく動く。この動きに実は大きく関係しているのが意外なことに「フックスリット」。ファットなワームながらフッキングをイージーにする目的とともに、この形状は上下のコンビネーションで水をつかみながら流し、斜め泳ぎや回転を制御している。ちょうどカタマラン・ハル(双胴船)の船底みたいな役目をしている。
フックは(大)にはノガレスモンスター5/0、(小)には4/0が最高ベストフィット!フックは絶対絶対にノガレスモンスターがこの手のルアーには最高です。バレ率、フッキング率、泳ぎのバランス性、全てにパーフェクトなビッグワームフックです。ロッドはスタリオンがベスト。
下側のスリットにはフックポイントのリードホールがあり、
ここから針を抜きます。
動きのほうは下手糞な写真で申し訳ないがこんな感じ。室内での連続水中写真の抜粋なのでピンボケ&やや大げさに見えるが、とにかくこんな動きをするワームは今までにない。

驚愕のジャバウォークをご覧ください!
ウィードでも立ち木でもブッシュでもどこでも好きなところに投げてゆっくり引いてくるだけで十分。ジャバロンは高比重ではないが、形状的に抵抗部分が一箇所にないため、浮き上がりにくい特徴がある。レンジキープ力は高比重以上に良い。無論、バジングや水面直下引きは更に良い。深い場所をやりたいときは、3.5gまでのテキサスリグが最高にマッチする。これ以上重いと左右への首振りアクションが小さくなる。形状的に3.5gで十分無理なく3m前後の深いレンジを攻めることが出来る。重いシンカーを使えば、フォーリングで縦の動きも出るので、ボトムパンピングには良いと思う。
まだハイシーズンを経験していないルアーだけに、今年の春、投げたモン勝ちルアーになるだろう。どんな結果が出るのか?初物に対する反応のエゲツないバスだけに、本当にシーズンインが楽しみだ。
販売予定は順調に行けば4月中。大小同時に製作しているので出来たほうから出す予定。
値段はまだ全然未定だが4本入りで最悪に見積もっても1500円は楽勝で下回る予定なのでご安心を。
ジャバロン(小)には生分解樹脂モデルも用意しているが、これはワームとしては目玉が飛び出るくらい高くなりそう・・・。ただ耐久性は通常マテリアルの3〜4倍は強いので、環境問題を考えてご了承ください。

気になる動きをチェック


ちなみに価格が安いので、製品に目玉はついていません。穴はありますので自分で好きな目を入れて下さい。

でっかく尻尾を振らすためにテールは水平型に変更。
安定盤の役目も果たします。

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