黒帯VIIで爆釣!!ダイイングシケーダー発売の巻。

これが本物のダイイングシケーダー

ダイイングシケーダの効果的な使い方とチューニング。


昨年夏、黒帯VIIのおかっぱりでスピンコブラとともにサイトフィッシングで爆発的結果を出したダイイングシケーダー
ようやく第一回目の出荷です。次は6月頃の予定です。
セミルアーの昨年の衝撃はアイバーソンのワールド3戦野尻湖の虫パターン優勝(クリープフライ+ラバー差込仕様)で大ブームになったけど、このときも 阿部進吾はセミ(プラグのマグナムシケイダーをフィランギ&PEで使っていた。)で
3位に入賞
している。実はこのときすでにダイイングシケイダーは存在したんだけど、まさかこんなパターンがスモールに圧倒的に効くなんて、経験がなかったため知らなかった。ほんま、損した気分。藤木は気がついていたんだけど、それ以上にディープのほうが堅いと思っていたみたい。
阿部進吾はセミの使い手でもあった・・・。

本来は夏の野池のオーバーハング用に開発した。開発途中、金型を依頼していた某国の金型屋がすでに完成していた羽根のデータを別の業者に内緒で横流し!してしまうという事件があり、発売以前に海外で類似品が売られてしまうというとんでもない目にあった。でもまだこの時のボディーは完成前のプロトでエアホールが腹側についており、テストですぐに水が入り沈んでしまうNG物だった。その後 金型屋を変えて、ボディー構造を修正したのでダイイングシケーダーは
生産に予定以上の時間がかかってしまった。
コストダウンのため海外で金型を製作するとこういったことはよくあるらしく、日本の人気ルアーのパチモンが海外でかなり発見することが出来る。それがネットなどで逆輸入されるもんだからたまらない。最近ではブ○ー○ーがフランスで売られてたり、某社の超有名ビッグベイトがそのまんま同じでオーストラリアで売られていたりする。その情報のスピードから闇で暗躍する日本人ブローカーの存在も明白だ。

 それ以来、プロトルアーの事前雑誌公開もやめたし、余計な費用がかさんでしまうが意匠登録やパテント申請を必ずしなければならないようになった。開発競争がこれほどまでに激化すると、いいアイデアに気がついても製品化する時間がかかりすぎたり、雑誌に早く出しすぎてしまうと、せっかくいち早く気がついていたのに恐るべき速さで似たようなものを先に出されてしまい、逆に「真似した」と言われ悔しい思いをする。まあ今後は意匠や特許(これらを取得するためには申請以前にそのアイデアを公表できない)をお金がかかってもしっかり申請しているので、今期発表できるイマカツルアーたちはどれも非常に独創的なものになると思う。

 まぁそんなことで昨年夏に発売する予定だったセミも今年にずれ込んでしまったが、時間をかけれた分、完成度が高まった。このセミルアーはなぜかノーシンカーにすら反応しないバスが見事に反応してくれることが多い。たぶんまだ見慣れてないのだと思うが、昨年夏の撮影では自分の予想をはるかに上回る反応のよさに自分が一番驚いている。正直、
黒帯VIIで一番自分にとって衝撃だったのもこの セミ&スピンコブラ&PEラインの釣りだ。この分野は今年の夏、絶対にブレイクするジャンルだと思う。ビッグベイト流行で攻め方が荒っぽくなった分、その間隙をつける裏技になるだろう。

黒帯VIIロケでセミが大炸裂!窮地を救ってくれた。

ハードスピニング&PEラインについてはこの釣りの先駆者である阿部進吾にまた書いてもらうとして、私も後日、私なりのPEセレクト術を公開したいと思う。ちなみにスピンコブラ、スカイマスターLVはもう完成し量産待ちなのだが、スタリオン、スティードの予約が余りに多すぎて工場が生産にまったく入れない状態。EGに何とかしてくれるようみんなで頼んでください。僕一人ではもう無理…みんなのリクエストが多ければEGも何とかしてくれるかも?

ちなみにダイイングシケイダーのチューン法はいたって簡単、そのままでも使えるけど、もっと長く水面に浮かせてシェイクしたければ、アクセルのリペアボンド(釣具店で売ってます)を各一滴、エアホールに膜が張るようにポトリと落としてやるだけ。でも1箇所はエア抜き穴として残しておいたほうがフッキングがいいです。フックはPEパワーでリフティングすることもあるので、ガマカツのワーム321バルキースタイル1/0がお勧め。ライトラインなら細軸がいいでしょう。

とても便利なワーム接着剤です

フックは太軸がお勧めですが、ナイロンラインなら細軸で。       さらに簡単チューンとしてはセミのおなかにラバースカートの足を移植。
これは太目のエア抜き針の針穴にラバースカートを差し込んで一本ずつ突き刺していきます。
より微妙な波紋を出したいときにお勧め。
こうやって針穴にラバーを挿して・・・

ボディーに刺すだけ。
この釣りの奥儀はやっぱり 黒帯VII 流木の葉落としの術?、オーバーハングにわずかに引っ掛けてセミをちょんちょんするのがベストだけど、クレイジークローラみたいにただ引きもいい。オーバーハングがない時は水面でシェイクしながらスイミング。羽根が大きいので移動距離も少なく大きな波紋を出して誘えます。
 まだ、季節は早いけど今回はプレリリース。いろんなオリジナルな使い方を開発してまた教えてください。ラバージグのトレーラーって手もあるけど どうでしょうかね???
夏前にはこのダイイングシケイダーに加え、新作DROWNIG○○○○も登場!楽しみにしててください!
それではボチボチ、トップ50モードに切り替えて、現場から生のフィールドレポートも増やしていきます!!


 

 

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