K.imae Today's Tips 1438『黒崎ペンシル』

今期、同時進行で様々な新規開発ルアーをテストしているが、
さすがになかなかOKを出すことが出来ないもの多数…。

トビウオ…回収時に羽根重すぎ…羽根脱臼しまくり…。今期絶望。

メガバギー…動き、音共にめっちゃエエけど、バス釣れず…
原因不明????? こぶし位のデカさが災い? たぶん今季絶望。

メガバッツ…実釣まで手が回らず…絶対今季絶望。

メガバイブ…かなりいい線まで来てるんだけど真夏はテストが厳しい…
春は抜群、今月のテスト結果次第で初秋ありか?。薮田次第。

ビッグベラー…なんと来月末、三原の絶対自信と責任において発売決定!
イマカツ全員、不安で夜も眠れません…。三原の問題作。

IK-300RS/カオスダイバー これは究極キタかも。イーター斬風とコレがあれば無敵。
絶対自信作。ランボルト厳太郎VSカオス克隆のクランク対決。

で、…七色でも散々、テストしてきた「黒崎ペンシル」ことスラムドック。
















黒崎ペンシル(スラムドック)は、アマゾンペンシルの生まれ変わり。

160mm43gの日本量産ペンシルとしては最大サイズのアマゾンに対し、
黒埼ペンシルは142mm32g。

もともとアマゾンペンシルは、自分のブラジル&ベネズエラ2回のアマゾン川釣行用に製作。

ほぼ限定でEGから発売された異色のマグナムペンシル。

3時間使うと、腕がパンパンになって肘まで逝かれる物凄い水押しとパワー。

しかし、実はアマゾンにしかない、唯一無二のキモがありました。

そのキモこそが、あの池原最強ロクマルハンターの呼び声高い、黒崎君が池原の
ロクマル狙いに惚れ込んで、自らイマカツに再現作製を依頼してきたほどのモノ。

















そのキモこそが、知る人ぞ知る、アマゾンの「Wクラッカー金属ヒットサウンド」。

アマゾンは独自のラトルサウンド発生構造で、プラスチックでは実現不可能な、
「カチーンッ」と言う澄み切った独特の高音金属衝撃音を発生します。

この音が物凄い集魚力を池原で見せるそうで、その音の威力は唯一無二だそう。

それで、160mmオーバーのアマゾンではさずがの黒崎君でもしんどいので、
黒崎君の希望するベストサイズにダウンサイズし、

Wクラッカー金属ヒットサウンドをそのまま移植できないか
と言うのが最初のリクエストだったわけ。

寡黙な黒崎君ほどのロクマル玄人なアングラーが、
初めて自分に直接リクエストしてきたシロモノ。

この音には池原のロクマルに訴えかける、それだけの魅力があるのだろう。












で、黒崎君的にこの黒崎ペンシルにOKが出たのが七色戦プリプラ時。

ワクワクしながら七色で使ったが…
やはり曲者アマゾン直系DNA、なかなかどうして玄人向け。

決してイージーにドックウォークを決めれるもんじゃあーりませんでした。

でも、猛烈な水押しパワーと、七色に木霊するほどのクリアな金属音で、
実際、スーパードデスカン一本、掛けました。

よもやのフック伸ばされでバレましたが…
確かにデカかった(1本しかでなかったけどね)。

この黒崎ペンシル、ブータフロッグ同様、水を強く捻り推すが故に、
誰もがイージードックウォークって感じじゃないんですね…。

何人かのLFKモニターに使ってもいましたが、答えは
「癖がありますね。」「ジャスティーン115のほうが使いやすいです」。

でも当然、黒崎君もジャスティーン115の存在は知ってるわけで、
それには全然、興味がないみたい。

そこが並みのアングラーとは違うデカバスハンターの嗅覚かもしれません。

水が捻れるほどの重量感あるパワースライドと、周囲に響き渡る甲高い金属ヒットサウンド。

ブータフロッグに比べりゃ簡単だが、破格の水推しパワーに手首が負けるというか…、

頬の側面をアマゾンよりフラットにしたのも、水推しの強さをアップしています。

この黒崎パンシル、確かにパワーもサウンド音質も唯一無二。

ある意味、ブータのキモに通じるものがある。

奇しくもゾリモーも150mm44gのシャワブロ出してきたしね。

ようわかっとる。













で、悩んでいるのがこの黒崎ペンシルとビッグベラー。

どちらも玄人には理解されるだろう異色作。

ビッグベラーは三原の揺ぎ無い自信に押されていっちゃいましたが…

でも不遇の名作にランクインする可能性も激高。

でも自分はこういう、玄人向けの唯一無二系大好きなんですわ。

Jimmyより。

確実にバスが釣れるルアーも必要だけど、
獣みたいなバスを狙って釣れる豪腕的ルアーに魅力を感じる。

そんなルアーには、ルアー本来の楽しさと、夢が詰まってる感じが好きでね。

それがTOP50で結果出したときはもう最高。

絶叫もんですわ。


















黒崎君は既に満足のOKを出している黒崎ペンシル「スラムドック」。

自分的には、このキモをもっと全国フィールドレベルにモディファイしたい気持ちも残る。

しかし、それがこのルアーの唯一無二性を薄めて、
「ただ綺麗にドックウォークさせやすい」「扱いやすい」
で評価されるなら、日本のアングラーのレベルは低い。

「水を捻る」、バスに訴えかける水の「捻り」は実際あると思う。

実戦経験、実戦成績が豊富なビグベ、チャターやディープクランク、シャッドなら
本能的に良い悪いはすぐに判断できるのだが…。

コイツはマジ悩む。

ホンマ、金型採算無視してお試し限定出荷なんてことが出来るなら、
このルアーが今の世間がどう評価するのか、見てみたい気がする今日この頃です。

たぶん、突き抜けちゃってるビッグベラーやブータフロッグよりは
断然、理解しやすいと思いますが。

ジャティーン115mm19g好きのノッチ君、どう思う?

 

 

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