木崎湖トップ50&サンクスフィッシングデー報告の巻

土曜日16時の開会式、

ここから長丁場のイベントでした。

やっと木崎湖から帰ってこれた。正直言って身も心もフラフラ状態であります…。今回の結果は2日間で僅かに1尾…。結局私は、終始一貫してシャローのビッグラージのサイトに徹したが、掛けることが出来たのは初日1尾、2日目2尾、
しかしランディングできたのは初日の1尾のみと言う結果に終わった。それでも22位に留まり、年間総合も17位まで上がったのだから、如何にこの木崎湖が難しかったかがわかると思う。2日間完全にノーフィッシュを喰らったプロも多数出た試合だった。

シャローのラージはみなこのサイズ。
コレ1本狙いでいったんですが、
さすがに無理がありました・・・・
優勝を含む上位は殆んどが7m前後のディープでのキャロライナリグ。会場となったキャンプ場、及び一本松と呼ばれるバンク沖の岬近辺のいわゆる「船団戦」。初日リミットを獲ってきた選手がいたことには本当に驚いた。

今回の上位入賞者。
フージー以外はみなディープ・・・
そして今回も初日こそ苦戦したフージーだったが、再び2日目、「フージンスパイダー」が炸裂!またしても「フージンスパイダー」で3戦連続のお立ち台と言う快進撃を成し遂げてくれた。この極度のプレッシャーの中で、しかもグッドラージを3尾しとめたフージーの必殺武器「フージンスパイダー」はまさに、一つのシークレットルアーを生み出せばそのその年のトップすら取れる可能性が極端に上がるという、私が常日頃言っている事実を証明してくれそうだ。今回のフージンスパイダーはほぼ最終形で、正に脅威のトーナメントシークレットウエポンへと進化している。間もなく最終戦があるので
公開は出来ないが、バスフィッシング、そしてルアーの進化と言うのはいったいどこまで続くのだろうか、本当に奥が深い釣りだ。これでフージーは単独首位をキープ。2位の関和選手との差は19点。全ては最終戦の桧原湖で決定する。

フージンスパイダーを操るフージー。
いよいよシリーズチャンピオンに後1戦
ちなみにじゃあ何でそこまで知ってる私はダメだったのと思うかもしれないが、このテクニックはフージーが独自に見つけ考え出したもの、私の今の成績を考えれば、それで彼の釣りやエリアの邪魔はできない。むしろイマカツトップチーム、チームテムジン2年連続年間最高峰制覇の向けて完璧にフージーをバックアップするのが今の私の役目だと考えている。と言うことで泣く泣く、現在は自主規制中であります。

私はまたしてもひたすらシャローのカバー撃ち。
初日はビッグラージ1本仕留めるも、2日目は・・・。
現実、今年は過去にないほど試合成績が悪い。しかし、その原因は自分自身ではっきりと認識できているつもりだ。そしてそれは必ず自分の、そしてバスフィッシングの将来に必要な犠牲だとも考えている。それゆえ、自分自身の中に動揺は全くはない。
今年は激動する様々な環境の中で、あらゆる面で今まで振り返ることが出来なかったことや、直面している問題を整理し、解決の糸口を見出すことが自分に課せられた仕事だと思っている。

さて、試合のほうはかくにも厳しいものだったが、その直後に開催された2日間に亘るサンクスフィッシングデー・イン・木崎湖もあらゆる面で考えさせられることが多いイベントになった。このイベントの趣旨は外来魚問題に関し、私たち釣り人になり変わって交渉活動の先陣を切ってくれている方々が、長野県木崎湖の地元観光協会と話し合いの末に木崎湖のバス釣りを観光資源として活用することに方針転換させた、非常に意義あるイベントである。今回のトップ50招聘もその一環として、われわれプロアングラーにも何か協力できることがあればと言う思いから振り替え戦が実現している。

開会に当たって日釣振長野県支部長の塩澤会長から歓迎のお話があった。
結果的には2日間の宿泊を含めて深夜に及ぶ長丁場のイベントにもかかわらず、主催者側からは出展メーカーも来場者も当初予定していた倍の規模のイベントとなった旨の報告があり、一様の成功を収めることは出来た。

今回はジャンルを超えて集まってくれたトッパーチーム?ともお知り合いになれました。
これまた妙な組み合わせ。
幸二さんとは53ピックアップ琵琶湖を画策中。
ヒデオが会長か?
しかし、同時に私が強く感じたのはこの外来魚問題に取り組む姿勢に関し、業界人の、そしてプロアングラー達の温度差をまたしてもここで強く感じざるを得ないことだった。本来なら日曜日まで直練習を入れると最低4日はあるトップ50試合なのに、交通費や日当が出ないから、ガイドがあるからと言ってあっさり試合が終わると帰ってしまう人もいたのも事実だ。
今後このようなバス釣りを歓迎して受け入れてくれる湖が増え、その感謝イベントとしてこういった集まりが開催されるなら、それは本当にすばらしいことだ。この手の感謝イベントが各地の湖で開催されるようになることが、バスフィッシングの将来への大きな足がかりになることは間違いないだろう。そのための協力をイマカツは今後も惜しまないつもりだ。

こちらはイマカツTOPチームです。
なんでおまえがサインしてんねん!?
ただ現実、木崎湖はかつての地引網によるバス駆除の爪あとが大きく残る湖だったことは否めない。しかし、今後、木崎湖漁協は駆除に関する補助金は受け取らないことになった。現在、木崎湖のワカサギは非常に豊漁で、網の目から逃れた子バスも豊富にいる。また、シャローには駆除網を生き抜いた見事なデカラージマウスがゴロゴロいる。岸辺にストラクチャーさえ豊富にあれば、このビッグラージはもっと増えるし、ゲーム性も高まるだろう。これから3年、地元の努力しだいでは木崎湖は劇的なバスレイクとしての復活を遂げる可能性がある。そのときに期待を託して、今後の木崎湖の動向に注目していきたい。


ワカサギは本当にイレグイです。今晩のおかずです。

ほんの1時間ほどでお腹いっぱい・・・。

 

 

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