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初心者講座54 季節ごとのバスの行動「冬」
適水温が18〜24℃と言われるブラックバスにとって、水温が一桁台になる冬はとても厳しい季節といえます。

活発に動き回ってエサを捕っていた秋とは違い、11月後半から12月にかけて急激な冷え込みが続くと、湖底や深場の岩影などの水温の安定した場所にじっと留まり、ほとんど動き回らなくなります。

それに加え、エサとしていた甲殻類などが冬眠してしまうと、捕るエサがほとんどいなくなってしまうので、体力を使わないためにも捕食のチャンスが来るまでじっと待ち構えるような捕食方法に切り替えるのです。

この為、冬場にバスを釣るには、待ち構えてじっとしているバスの目の前にルアーを持っていく必要があり、水温の安定した深場の底付近をじっくりと攻めることが有効となります。

また、水温の安定した湧き水の出ている場所や、工場などからの温排水が流れ込んでいる場所にはたくさんのバス達が集まります。

深場を攻めることがセオリーの冬場ですが、冷え込んだ日が何日か続いた後、太陽の出る暖かい日がきて水温が少し上がると、体力のある大型のバスなどは浅場に上がってきて捕食をすることがあります。

この為、冬場のシャロー(浅場)で釣れるバスは、大物の可能性が極めて高いのです。




タイミングさえ合えば、気温水温共に一桁台でも写真のようなビッグバスを釣ることができます。

太陽の出た日には日光によって温まりやすい、コンクリート護岸や岩盤などにも集まります。

雪解け水などの極めて冷たい水が流入すると、密度の関係から温かい水の下に潜り込むようにして流入するので、底の水温が急激に下がります。




こうなると、底付近にいたバス達は温かい水の層まで浮き上がり、中層にサスペンド(留まる)することになり、中層で止めてじっくりと探ることのできるサスペンドルアーが効果的になります。

冬場のバスフィッシングは活性の低いバスに合わせた、じっくりとした攻め方で挑みましょう。

 

 

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