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【閲・覧・注・意】
こんにちは、ルアーデザイナーの長井です。

気が付けば、日の入り時間は早くなり、あれほど暑かった日中の最高気温は勢いを無くし、過ごしやすい気候になりつつあります。

私が住んでいる近所に広がる田園地帯は、日に日に黄金色に染まり始め、空にはアキアカネが飛び交い、本格的な秋を感じる今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

この季節、気候の変動が激しく、フィールドの状況は目まぐるしく変わるのも特徴で、魚の動きが読みにくい事も多々ありますが、バスはフィッシュイーター、捕食者であるため、バスが今食べているエサの行動を読み、習性を知ることで、より早く釣果にリンクさせる事が出来ると思います。




さて、日々進化し続けているイマカツ3Dリアリズム、特に視覚的リアリズムに関しては、完成の域に達したと自負していますが、他の追従を許さない程のリアルさに、何処まで進歩していくのか、まだまだ日々探求しています。

イマカツ工場内では、リアルプリントされた魚達で溢れかえり、命を宿したルアーを見ているだけで、生臭さを感じるほどの錯覚に陥ります。




実際、工場内ではルアーをカウントする時、一個二個ではなく、一匹二匹と数えていて、鮮魚売り場のような状態になっているのです。

そんなある日、工場が一日の稼働が終わり、従業員全員が帰宅した夜半過ぎ、私は研究室に一人こもりっきりで新製品開発に没頭していた。

人の居ない工場内は、日中の騒音とかけ離れていて、余りの静寂さに不気味さを感じるほどであった。

静まり返った工場内に「キーン」と張り詰めた静寂を打ち破る「カサカサッ・・・カサカサッ・・・」と乾いた擦れ音で、ふと集中力が途切れ、私の作業している手が止まっていた。

人の気配を感じなくなると決まって現れるヤツは、私の友達、いや、工場内を我が物顔で這い回り、人類が誕生する数千年前から、この地球上を支配している傍若無人な素早い生物のこと。

今夜もまた、ヤツが現れたか......

研究室と工場の現場は、一枚の薄い扉で隔てているだけなので、工場内で毎夜繰り広げられるヤツの徘徊音は、嫌でも鼓膜にこだまする。

だが、耳を澄ましてみると、いつもと様子が違うことに気が付いた。

普段であれば、工場内を縦横無尽に這い回り、私の知っている限りでは一、ニ匹しか居ないはずなのだが、今夜はヤツの這い回るカサカサ音がやけに騒がしく、そして、ある一定の方向に向かって行くかのように感じ取れた。

私は、いつもと違うこの感覚を本能的に感じ取ったのか、殺気にも似た、全身が研ぎ澄まされた感覚に襲われ、そして音のする方向へと行ってしまったのです。

そこで私の見た光景とは......

[閲覧注意]












ブルーギルを貪るゴ○○リ!!


という悪夢でした。

おしまい。


さてさて、10月頭には店頭に並ぶ、ニューベルリこと、ベルリネッタクローラー2が発売されます。

ベルリネッタクローラーのチューニングモデルとして、アベンタクローラーが台頭してきた時期から水面下で開発が行われていました。


ベルリネッタクローラー2


今回のモデルは、低速~中速時に、最大のパフォーマンスを発揮するように、ボディパーツ全てを一から見直し、特にジョイント型クローラーベイトの不得意とする低速域を克服するために、クローラーベイトでは初のローリングスイベルジョイントを採用しました。

ローリングスイベルジョイントにすることで、リアボディとの干渉が減少し、フロントボディが限りなくフリーになることで、低速域の動き出しがスムースになりました。


ローリングスイベルジョイント


フロントボディとリアボディのロール(ねじれ方向)可動域が拡大、また、ローリングスイベル特有の回転のスムースさにより、フロントボディアクションがリアボディ側に干渉しないため、低速でもしっかりとアクションします。


(手前)ベルリネッタクローラー2は横アイに変更。


ラインアイを縦アイから横アイに変更することで、左右への首振り自由度が増大、特に中速域でのクロールアクションがダイナミックになりました。


サウンド及び強度を両立させたGTサウンドシステム。 


ウッドアベンタGTに初採用した台座システムを装着、金属パーツをふんだんに使用することで得られた「カシャカシャ音」が、バスの側線を刺激し、ルアーの存在感を察知させて、捕食行動へのキッカケを作ります。


高強度ジュラルミンウィング 
(上)旧ベルリネッタ用ウィング
(下)アベンタに採用しているウィング


アベンタクローラーに採用している、低速~中速域用にデザインされたジュラルミンウィングをベルリネッタクローラー2にも装着、微弱な水流をもしっかりと受け止めるオリジナルジュラルミンウィングは、ピッチの細かい上下運動を発生させ、左右のウィングから放射状に小刻みな波紋を作りだします。


キールを排除した(手前)ベルリネッタクローラー2



低速域でのロールアクションのレスポンスを向上させるため、高速直進性を実現していたキールを排除、ラウンドベリー化により、メリハリのあるロール反復運動を発生します。


厳選されたシリコンラバー採用。 


本数と長さを厳選し、張りのあるシリコンラバーへ変更、張りのあるシリコンラバーとリアボディが一体となり、水流にガッチリ食らい付くアンカーの役目を果たすため、フロントボディ姿勢が安定し、低速時に乱れがちなアクションを均一化することに成功しました。              


リアボディと共に、フックポジションが下がる事でフッキング率が向上。


フックも一から見直し、あらゆる角度からの魚のバイトにも対応するように、ボディに対しての
最適なサイズを装備しました。また、ジョイントボディだから成し得る、リアフックポジションのアンダー化により、トップウォータールアーに頻発する、ついばむようなバイトにも対応しています。


悪そうな顔!


これから12月いっぱいまでは、クローラーベイトの出番は多くなるので、タックルに忍ばせておいて下さいね。


それでは皆さん良い釣りを

 

 

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