新テク誕生?「ジャバネコ」ワッキー炸裂の巻

新テクジャバネコ炸裂!この程度は朝飯前?

自社製品に関してこんなことを言っては手前味噌の極みなのだが、本当にバスはジャバロンが好きなようである。池原からは驚くような頻度でデカバス報告が次々と寄せられてるし、フージーさんも琵琶湖で60アップを釣ってしまった。
フージーもジャバテキ140のエビモパッチフォールで
61cm・・・。う・・う・羨ましい。
予想はしていたものの、バスはやはり見慣れない動きには極めて純な反応を示すのは本当のようだ。おそらくジャバロンのような複雑な波動を発生するワームは今までに存在しなかったことは間違いない。
しかし、このルアーの意外性はその使いこなし方にもある。本来このルアーはハスキーハスジーの動きを根がかりを恐れず使いたいという考えと、ビッグベイトに付いてきたバスをフォールとステイで、ボトムで食わせることが出来ないかという発想から生まれた。
したがって、基本はノーシンカー、水面直下のただ引きでの動きのよさが最大の売りのつもりだった。ところが、ジャバナベがこの動きの艶かしさを無視して、こともあろうかタブーとしていたヘビーテキサスで怒涛の50アップラッシュを体験してから考え方が変わってしまった。
大きく派手な動きはバスを強く寄せる力がある。しかし、食わせる最後の一押しに関してはジャバテキが発生する痙攣したような、全身身震いするような、今までのワームにもプラグにも存在しない微妙な動きが強烈に効くようだ。
またもや池原でジャバテキ66cm!
その理由はプリがムカつく動きにあるのか?
また、池原や琵琶湖で60アップが多発している理由に、思い当たるところがある。ジャバロンはテキサス、しかもペグをしないフリーにすると、遠距離ではシンカーとワームは50cmほど離れており、実際はノーシンカーと遜色ないほど頭を振り大きく動いている。ところが手前に近づくに連れ、ラインとルアーの角度からシンカーはジャバロンの頭に接近する。
するとジャバロンは徐々に動きをタイトに痙攣したような微妙な動きに変化してくる。
ワンキャストの中でただ一定に引いているだけでアクションが自然に変化するルアーは私は知らない。
また、ジャバテキがボトムに接触した瞬間、ジャバロンは驚くほどボディーをしならせる。これは薄い板状のジョイントでつながれたブロック状のボディーが、慣性の法則で急にスピードに変化が加わるとつんのめって、玉突きのように大きく形状変化する。黒帯8の水中映像で紹介しているが、ノーシンカーでのボトムトゥイッチで発生するこの動きは他のワームやプラグにはまず存在しない。まるで本物のゴリのように見える。

そして最後に最も強烈と思われるのが、フリーのテキサス、もしくはダウンショットをフォールさせた時だ。シンカーがフリーで先に落ちていくとき、ジャバロンはまるでそのシンカーを追いかけるように、真下を向きくねりながら泳いでいく。その様子はタニシ(餌?)が沈んで行くのを追いかける小魚にそっくりになる。それはバスから見れば、餌を追いかけることに夢中になって、背後のバスに気が付いていない無警戒で喰いやすいベイトそのものに見えるかもしれない。
実際、ジャバテキはバスが水面まで後ろを追いかけてきたとき、ボートの直前でフリーフォールを入れ、ボトムまで落とし、暫く待っていると高確率で食ってしまうことが多い。この方法で先日、私は何本もの45アップを仕留めている。ジャバテキをベッドにフリーフォールで入れると、バスが異常なほど反応するのもまさにこの「下を向いて泳いでいく姿」が卵を狙いに来た侵入者に見えるからだと思う。
これまた上から下へ泳ぐルアーもなかなか存在しない。

そして、驚いたことにこの上下の動きを利用して琵琶湖のウィードパッチの隙間を狙い、リフトアンドフォールで狙うメソッドがある。それが前山プロガイド(愛称はザ・ロック前山)が琵琶湖で見せてくれた新テク「ジャバネコ」である。
琵琶湖情報でおなじみのザ・ロック前山。
実力は10年に一人の逸材。ただしマジメにやればの話。
リグは1/16OZ〜1/8OZのネイルシンカーをヘッドに入れ、背掛けの要領でシャイナーフックを刺す。
前山君はフックの大きさから、オフセットフックをそのまま背に刺して使っていた。この動きがまたヤバい。
フックはこれでも小さいので、
大きなシャイナーフックを使用する。
身切れを起こさないように、このようにフロロカーボンショックリーダー60〜70ポンドをカットして横から刺し、フックですくう様にかける。
(写真は見やすいように爪楊枝です。)
スペンサーのガイドの傍らに見せたジャバネコで、彼はあっさり50アップを含むビッグバスを次々と手にしていった。彼の琵琶湖での実力はもはや今の私では太刀打ちも出来ないほど凄いものがある。旧吉野川戦でも2日目にトップウエイトを出しており、荒削りで気まぐれではあるが、バスフィッシングの技術と戦闘能力はまれに見るポテンシャルを秘めた超逸材だと思う。
初撮影&スぺちゃんのガイドという難題をあっさりクリア。
真っ直ぐ育てよ!!
彼にとってこのサイズを琵琶湖で釣るのは朝飯前
かもしれない。
これが前山流「ジャバネコ」。
引くとバイブレーション、
フォールでは潜るように泳ぎながら沈む。
グラスの隙間で使用していたが、応用力は高い。

今回はその前山プロの琵琶湖で見せたジャバロン160の新テク「ジャバネコ」の一部をビデオシアターにて公開しよう。百聞は一見にしかず、テクニック習得の最短最速の方法は実際にその人の釣りを目の前で見て学ぶことだ。是非この新テクの参考にして欲しい。

前山流はロッドを縦さばきのリフト&フォール。
フッキングもクラッチオフで思いっきり送り込む。
私はマキマキ応用スタイル。
フッキングはロッドひと倒し分の必要最小限しか送らない。
同じジャバロンでも使い方が全く違う。
ビデオシアターではその違いをよく見てください。


ビデオシアター [ ジャバネコ 編 ]


 

 

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