2010年バークレー新プロジェクト始動!の巻
昨年はABUが日本の最高級リールに追いつき、一部で追い越した記念すべき年になった。
2010年は再びUS&JPバークレー日本攻略プロジェクトが始動する。



バークレー社の単年度世界NO.1販売量記録を持つバルキーホグ3インチを開発して以来、なかなかバークレーワームに対する開発の協力がうまくいかない状態が続いていた。理由はいろいろあるのだが、個人的にもアメリカの自宅に泊めてもらう等、公私ともにとてもお世話になったピュアフィッシング会長トムベデル氏が2年前に実質経営から引退した事、日本の総販売量が10年前に比べ極端に減った事、そしてグローバル化を推し進めるバークレーにとって日本の小ロット多品種は商売ベースで魅力が減った事が上げられる。
トップの交代による人脈の再構築、人事変動も難しい問題で、せっかく日米で取り組んでいたチームワークが正直、厳しい環境に置かれていたのは残念な事実である。

スウェーデンは本当に素晴らしく良い所だった。
冬は嫌かも・・・・。

しかし、昨年、そう言った意味も含めてスウェーデンのABU本社を訪ねることになったのだが、結果としてやはり膝つき合わせての熱い釣り談義(会議)は万国共通だった。情熱がメーカーを動かす血であり心である事はどこでも同じなのだ。

「釣りが大好き」って気持ちは世界共通語ですな!

誰に頼まれたわけでもなく、スウェーデン本社のABU記念博物館に自分の名を冠したリールが、歴代のアブ名機達とともに並べて展示されている事は、ABUで育った釣り人として、一生の誇りに思う。

私がバスフィッシングを始めたキッカケになった原風景。
小学生の頃、初めてボートで出た東条湖で見た感動がそこにはあった。

そしてこの時、ABUのパトリックともに企画したレボエリオーロラ、アカツキは、日本のみならず韓国でもブレイク、不況を吹き飛ばす大きな起爆剤となった。それは疎遠になりかけていた日本とアメリカ本社との信頼を復活させるにも十分な実績となり、同時にピュアフィッシングジャパンにもアメリカ人新社長が就任し直接交渉がスムーズになった事も大きかった。
おかげで、2010年からは再び、イマカツとはまた違った、USバークレーのラボと原料をフルに使った日本向けルアーの本格的な研究開発がスタートする事になりそうだ。

私は外国での企画会議が大好きである。
英語が大して話せないので、それにかこつけて強引、大胆に言い切るのがコツ!?ちなみに通訳を通したらだめですね。
ハートで話しましょう!

今期は夏を目標に2アイテムの開発を目指しているが、殿堂入りバルキーホグを更に現在の日本のフィールドにアジャストさせるべく、現在は霞水系のローカルアングラー、WBS霞アングラー達にも密かに協力を依頼し、関東でも存分に通用するルアーの開発を目指している。

かなりイカついです。
横からの手のシルエットにもコダワリあり。
静止時の立体感が存在感を強める。

足は絶妙の角度で設置したコダワリの極小シャッドテール。ザリが逃げる時のワサワサって水流と波動を意識してみた。フォールでは3.5gシンカーでも失速せず、笑うほど面白い動きをする。

霞出身だからカスミクローが現在の名前。
ブツブツから手足まで、全てに意味あり。
じっと隠れてても目立つ、「静止存在感」に拘ってみた。

霞のザリガニを掘りに行かせたり、既に実釣テストも霞水系を中心にかなりやりこんできた。そして、先日のサメウラチャプターTSRロケでも50アップを最初の一投げで仕留め、こいつには何か持ってそうだなという気配がムンムンとしてきたバークレー久々の自信作だ。

霞クロ―という名前だが、激タフのチャプターサメウラのプレッシャーでも
50アップキャッチ。
霞ヶ浦ではまだ極秘だったのに、既にかなりの噂になっているようです。

まだカスクロは最終デザインまでは煮詰まっていないプロトだが、先日の阿部&〇〇&〇〇共同開発の新兵器プラグと言い、今年の夏は関東水域が熱くなるかもしれないですね。
でも、イマカツ「真の本命」は、ジャバロンを超えた満塁ホームランの自信ありです!



わざわざ、まだ冬の終わりに穴掘らせて取ってこさせたモデルの「霞産アメザリ君」。
この立体存在感をもつクローワームって少ない。
静止時に立体的でありながら、ルアーとしてのアピールポイントを持たせた。

 

 

TOP OF THIS PAGE