イマカツ最新情報SCOOP PARTII・極光と蛾の巻
凄いタイミングで発表されていたので驚いてしまったオーロラワークス25フィネス。 遂にオーロラのワークスフィネス版今江エディションが登場・・・予定?? さて、前回は限定最終生産が10月頭に決定したアンバサダーレボAURORAについて、そのバックステージを初めて紹介させてもらったが、予期せぬ偶然のタイミングで、沢村選手のブログにいままでは存在しなかった「AURORAの限定ワークスフィネス(今江仕様)」の発売が発表されていた。(http://www.karil.co.jp/sawamura/blog/page/index.html) 入荷台数に制限のあるAURORAは、今まで私のワンオフチューンに限られていたが、今回おそらく?この最終入荷モデルを確保し超限定のAURORA沢村ワークスフィネスモデルが出るようだ。 本心から言うが、このワークスフィネスAURORAの1:76高速ギアの27スプール仕様の左、そして同25スプールの右ハンドル仕様は、現存しうる日本のベイトリールの間違いなく最高峰、究極だと私は思っている。ただ、私のモデルは沢村氏の手によって恐ろしく肉抜きが施され、ドラグまでがカーボン化されているため160g台と信じられない軽さになっているが、これは限界強度をギリギリで保持したレーシングカーのようなもので、ここまでの超軽量化は一般的には全く必要ないと思う。
しかし、超軽量ルアーのキャスティング性能がクローズアップされがちなワークスフィネスだが、私はその1:76の世界最速超高速ハイギアに大きなアドバンテージを感じている。片手でロッドを振り上げたシングルハンドフッキングでは、ハンドルに左手を掛け、リールを巻き始めるまでに僅かなテンションの「空白」が発生する。しかし、1:76の驚異的ハイギアはこのラインの一瞬の「緩み」を見事に高速解消してくれた。実感するレスポンスは1:64とは雲泥の差、1:7とすら驚愕の差になる。この瞬間的なスラック消去効果によって、左ハンドルの「空白の一瞬」が解消され、カバー内でのバスの反転やバラシを劇的に防げるようになった。
また、この高速ギア化による恐ろしい程のリトリーブ感度アップは、極小クランクやチャターベイトなどの振幅の一つ一つを感じとり、僅かハンドル半回転の妙技でハードベイトをトリッキーにコントロールできる。無論、日本の如何なるフィネスリールよりも超軽量なルアーを、最高に気持ち良く投げられる事はTOP50プロならもはやだれも疑いはしないだろう。その技術の確かさは、もはや誰も挑もうとすらしない「市販車?部門世界最速・沢村KTFエレキ艇」の異常なまでの速さを一度でも目の当たりにすれば、全く疑う余地はない。このREVO AURORA・KTFは、まさにリールの中の、あの誰も勝つ事が出来ない超高速エレキ艇そのものなのだ。
ただ、一つだけ心して欲しい事は、ワークス仕様のリールもエレキも、使い手が使うべき時と場所を心得ていてこそ、初めてその性能が生きる。1オンスパンチングにワークスフィネス27を使うのは全く意味のない事で、大型ディープクランクにワークスフィネス25を使うのも全く意味がない。これでギアが破損しても、それは使い手が未熟なだけだ。サンデードライバーに、いきなりアウトバーンでブガッティーベイロンを全開運転しろと言っても自爆がオチなのと同じだ。
AURORAワークスフィネスは、突き抜けた性能と、誰もが不可能と思った事を可能にする極限のレーシングマシン、見せかけや飾りではない本物のワークスリールなのだ。その事を重々、理解しておいてから購入して欲しい。ワークスフィネスSHG27L、同新規のSHG25RはノーマルレボでもWEB公開瞬殺売り切れだっただけに、最終生産で割り当て台数に制限がある今回は、直ぐにでもキャリルに予約問い合わせしておく方が賢明だろう。 |
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