2008年イマカツ的何でもTOY第一位発表!の巻
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さてさて、2008年も残す所あと3日。ついに2008年イマカツ的何でもタックルオブザイヤー1位の発表です! 2位から5位までは結構僅差で私自身かなり悩んだのだが、1位は自分の中でもはっきりと決まっていた。それほどコイツは2008年のMVPに相応しいものだと思う。 その栄えある2008年TOY第一位は… 文句無しに「カレイド&アンバサダーレボエリ」に決定!!
とにかく何と言っても2008年イマカツ的最大の革新は、ロッド&リール革命。ロッドに関しては「カレイド4軸スーパークワトロクロス」と言うかつてない革新的素材を得ることによって、もう行き着くとこまで行き着いた感のあったロッド開発にまさに驚異的とも言える進化をもたらしたと言っても過言ではないだろう。キレとトルクの高次元融合、飾り文句にするのは簡単だが、これを本当に実現する事は至難の技だった。
2008年の4軸カーボンクロスのテムジンコンバートは、これからのバスロッドのあり方に大きな変革をもたらしたと思う。特にカレイド先鋒となり10月末に市場デビューした「スーパースタリオン」では、今回のバカラックをはじめ、おびただしい数の50UP、60UPを手にしてきたが、今に至ってもまだ尚、その素晴らしさに惚れ直してしまう自分がいる。クリスマスにはカレイド第2陣となる「スーパーコブラ」も遂に市場デビューを飾ったが、キレ、パワー、トルク、タフネス、全てにおいて従来のロッドを上回る、絶対的な自信を持って世に出せる真のスーパーバーサタイルロッドに進化した。 それほどカレイド4軸スーパークワトロクロスは私のバスロッド開発に劇的な進化をもたらしてくれたTOY1位に最も相応しい存在である。
これほどの進化を得た素材だけに、おそらく2009年のフィッシングショーではこの4軸ショックにあやかった類似品も出てくるかもしれない。しかし、「真似をされる事は同時にオリジナルの存在を認めざるを得ない最高評価の裏返し」でもある。6軸や8軸など、軸が多けりゃいいってもんではないが、ある意味、2009年フィッシングショーの業界バスロッドトレンドは注目に値するだろう。現在、エバーグリーンWEBサイトにて、カレイド4軸スーパークワトロクロスの詳細解説を図解にてUPしている。2009年フィッシングショーではいよいよ注目の未公開新機種が数点デビューするが、その前に参考として是非読んでみて欲しい。 (http://www.evergreen-fishing.com/bass_rod/kaleido_casting/concept/kaleido_concept.html)
そして忘れてはならないもうひとつのTOY1位は、カレイドの相棒「アンバサダーREVOエリート」である。今年はABUの招待でABUスウェーデン本社も訪れたが、これには大きな目的があった。恐らく年齢的にも私のABU最後のシグネチャーモデルとなるであろう、レボエリABU公式認可IMAEモデルの打ち合わせである。決してABUをこれで辞めるわけではないが、ABU本社が公式に認める私のシグネチャーチューンドモデルとしては、4600RD/DDL、モラムSXに続く3機種目となり、ABUの歴史でも初めての事となる。
次に自分の名が冠される事があるとすれば、まあ、よほどの事でもない限りそれは完全な引退記念かこの世を去った時かもしれない。子供のころから死ぬまで使い続けるであろうABUに対する万感の想いも込めて、極秘裏に開発プロジェクトを続けてきたのが2009年期間限定生産、ABU公式ファクトリーチューニングモデル「レボエリート・AURORA(オーロラ)」、そして今回初公開の「レボエリート・暁(あかつき)」である。
「AURORA」は以前ここでも書いたように北欧スウェーデンならではの夜空のオーロラをイメージし、「暁」はバスアングラーなら週末には必ず見ている夜明けのイメージをリールのカラーに表現してみた。
内部スペックやブレーキシステムに関しては2009年フィッシングショーまで詳細は明かせないのだが、AURORA、暁ともにスタンダードモデルとは違った独自のチューニングを施している。外見から解る基本スペックは1:7;1のハイギア、超耐久の専用オフセットパワーハンドル&クイックタッチスタードラグ、そして私のシグネチャー、新スローガンである「CATCH THE IMPOSSIBLE」のロゴがレーザー刻印となっている。
とにもかくにも、2008年TOYは自分的にも何の迷いもなくこのタックルに決定していた。 カレイド4軸はもとより、遂にAMBASSDEURも伝統だけでなく実戦力で国産機種と肩を並べる存在となった今、タックルに関する迷いや不満は完全に一掃された。特にレボエリAURORA/暁は、実戦的使いやすさ、実戦的機能面では、トンガリ過ぎた国産最高機種より遥かに誰にとっても安心快適なリールになったと思う。
さてさて、これにて2008年何でもTOY表の1位は決定したが、最後の裏TOY1位の発表を持って2008年の〆としたい。 2008年イマカツ的何でも裏TOY第1位は…なんと… 「コルセット」です…
「なんじゃナベはコルセット以下かい!!」って声が聞こえてきそうだが、その通りです。 しかし、これは大マジな話、これがなければ今年の最悪の状況は絶対に克服する事が出来なかった。コルセットに関しては過去十年、オタク級に調べに調べ尽くし、自分の体を実験体にありとあらゆるものを使ってきたので知識と経験は並ではない。たぶん、ちょっとやそっとの医者にも負けない知識とノウハウを持っているつもりだ。そんな経験を持ってしても今年9月の再発をカバーするのは並大抵のことではなかった。最終的には最新のコルセット数十種類を買い集め、中から優れたものを選び出したがそれでも単独ではダメ。試行錯誤の挙句、全く違った目的を持つ2枚のコルセットを同時装着する事でなんとかカバーできるようになった。
単独では長年愛用しているフランス製「THUASNE」のワイドタイプが極めて優秀なのだが、これだけでは腰椎が安定せず、いろいろ試した結果、このTHUASNEを下巻きにし、状況に応じてダイヤ工業の「プロハード」、もしくはREGUARDの「WG-1ランバーガード」を上から上手く装着する方法を編み出した。 「プロハード」は滑車式の腰椎バンドを装備し、独自の方式で過去最強と言ってもいいほど超強力な固定効果がある。これはまさにサラシ直巻きに匹敵するほどの固定効果がある。ただ、かなり動きが制限されるので、動きを優先するときには「WG-1ランバーガード」を装着する。WG-1はタイガースのセッキーがわざわざ心配してくれて、矢野さんが愛用しているWG-1を試しにと送ってくれたものだ。このWG-1は運動性を殺さない点ではかなりの優れもので、まさにセッキーのファインプレー。これがなければ、私の後半の復活はなかったと思うほど感謝している。
と言うことで裏TOY1位はなんとも情けないけど「コルセット」に決定!現在、腰の調子は依然不安定だが、手術を1月末に一旦延期し、頂いた情報を整理し年初から手術回避の方法を何件か試す予定で動いている。とにかく、今年は本当に苦しい1年だったが、逆にそれを克服し、すべて完遂した事は2009年への大きな自信となった。 色々と心配はかけましたが、何としても来年3月の開幕までにはこの椎間板症を克服し、新しい時代の幕開けとしたいと思う。 まずは今年1年、応援ありがとうございました。少し早いですが、2009年が皆さんにとってよいお年である事を祈りながら、年末のご挨拶とさせてもらいたいと思います。 それでは、皆さん、よいお年を!!
・・・ってまた更新するかもしれませんが・・・。 |
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