エスカルダ遂に完成の巻

エスカルダ最終サンプル。
まるでウィローリーフのナイフのようです。切れ味抜群!

昨年はイマカツの創業立ち上げのために、インスパイアーカスタムルアーズの開発が残念ながらかなり後手に回ってしまった。はっきりっいってまったく手が回っていませんでした。スンマセン…。
しかし、まもなく1年を目の前に、ようやく生産体制もバランスが取れてきて、オープンにはしていないが既に開発に入っているインスパイアー新機種も数点あり、今後はインスパイアーシリーズも再び充実させていく予定だ。
そんなこんなでようやく、1年半以上の時間がかかったがスレッジシリーズ最新作の「エスカルダ」が本型移行にこぎつけた。サスペンドプラグは自分の最も勝ちゴマなので、このエスカルダに関してもかなり自信はある。そして、このエスカルダはいままでサスペンドプラグとは根本的に違った動きを持つプラグである。
目指していたのは「スピナーベイト」並みの振動とフラッシング。それもノーマルなやつではなくて、昔で言う「ローランドマーチン・ビッグバス」のビッグウィローリーフ級のブルンブルンと強烈なアピールを持つプラグだ。
言わば止めれるウィロリーフ。
しかし難点はフラットサイドは飛ばないということと、ただ真っ直ぐ泳ぐだけではつまらないこと。無論、ダートの最終目標はスーパースレッジ級。
正直言ってスーパースレッジ以降、サスペンドは終点に行き着いた感があったのでこれは難題だった。エスカルダの動きのイメージは従来よくあるフラットサイドクランクのバイブレーションっぽい動きとは全く違う。たとえるなら、SRミニのウィローリーフのようなタイトなローリング回転ではなく、Dゾーンのリアブレードのようにお尻を大きく回転させながら捻りが入ったような感じに近い。かっこよく言えばローリングウォブルって感じ。
とにかく従来のサスペンドとは違い、全ての動きがダイナミック。3段ダートもスーパースレッジと間違えるほど同じような動きをする。違うのは潜行深度で、狙いがグラスの上や、フラットエリアのシャローレンジ、ベストシーズンをプリスポーン後期〜アフター前期、および秋にターゲットしたルアーである。スピナーベイトの代わりに使うシャッドと考えてもらえばいいです。かなりオールシーズンを意識したプラグでもある。今回から飛距離を確保する意味と、ジャーク時の余計なラトル音を消すため、マグネット式CBS重心移動という新しいシステムを使った。重心移動機構とフラッシングプレートのW内臓はスレッジシリーズでも初めて。時間をかけただけは有るフラットサイド・シャッドになったと思う。
マグネット重心移動CBS初搭載。
フラッシングと無音、遠投性を確保している。
リップ先端の「ソリ」も独自の設計でこのリップが、高速ただ引きの時、S字を描くような千鳥足を発生する。昔で言うところのボーマー「スピードシャッド(これは結構不安定すぎるくらいだけど)」をやや制御を利かせたような不安定さを持っている。予定では4月下旬には発売できそう。スピナーベイトのように使ってみてほしい。
フラットではなく「ソリ」の入ったリップ。
このソリがS字のような蛇行軌跡を生む。


おまけ・ハスキーハスジーの春の新色。
スポーニングイントルーダー&鮎ボーン

 

 

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