K.imae Today's Tips 2274『NEWモグラジグスイムジグ』
地味ですが、春のスコーンシーズン前に、 大幅戦闘能力をアップして新登場「モグラスイムジグ」。 パッと見はモグラジグスイミングをアップデートしただけのように思えますが…。 ここに至るまでの長き道のり。 派手に行くならコッチでしたね。 琵琶湖で流行のカタチ。 水受け面をフラットラダーにして、水を掴んで浮き上がりを向上。 スラッシュバンビとのテストでかなり使い込んだが、 釣れても浮かない顔のワケは…。 オープンウォーターでは確かに一理あるが、 カバーの多い野池や川、リザーバーで使うほどに不満が…。 スムーズに、自然にカバーをスイミングで抜けてこないのが一番気になった。 ウィードならマシだったが、レイダウンはどうしても抜ける時に不自然にワープする。 そこでミッキーをフラットにし、凹面部分で回避力アップを狙ったが…。 引き感はアップしたが、今度は5g、7gでは早や巻きすると ヘッドの抵抗でどうしてもスイム姿勢が斜めってしまう。 スローでは良いのだが、回収時に斜めってると気分が悪い。 受け面の角度を緩やかにすると水推しの意味がほとんど無い。 現実はこの程度のフラット面積ではモグラスイミングと比較しても差が明確には出なかった。 それより、スラッシュバンビの頭をでかくして、抵抗を上げる方が浮き上がりは断然良い。 コイツも釣れるのは釣れるが会心の笑顔が出ない。 特にリザーバーのガレ場やスタンプエリアの スイミングには滅法弱くて、スタックワープが酷い。 気持ちよく抜けてこないのである。 この段階でジグのヘッドよりもバンビの頭部を思いきってデカクする事に。 これは間違いなく英断だったと思う。 スカートのフレアも広がるため巻き抵抗感が更に良くなった。 そしてバンビは更にもう一段、浮き上がりを早くする工夫を加えて 大阪ショーで初お目見えする予定。 結局、最終的全国平均で最も気持ちよく使えたのはモグラジグスイミングってオチに。 結局、野池スコーン大魔王シカキングの言うとおりになったわけ。 しかし、このモグラスイミングはもともと超優秀な 定番カバージグ「モグラジグ」のチューン版だったので、 専門的に改良すれば更に良くなると確信した。 自分のスイムジグ最終結論は、琵琶湖で、霞で、川で、リザーバーで、そして野池で、 フラットであろうが、ブレイクであろうが、カバーであろうが、 どこでも場所を選ばず投げ続けられたのはモグラスイミング。 とにかく何処でも気持ちよく通せる自然なすり抜け感、 ガレ場のボトムクロールスイミングでのナチュラルさ、 ウィードを必要以上に揺らさないスムーズさは やはりモグラジグヘッドが一番汎用性が高いと言う結論。 カバー内でのテキサスリグに匹敵する貫通フッキングの良さも重要。 この一本はそれを確信するのに十分な、最悪級に厳しい条件での 起死回生のビッグフィッシュだった。 一見、斬新さは見当たらないかもしれないが、 スイムジグとしてのアップデートは完璧。 貫通力と強度を両立させたPTFE(強化フッ素樹脂)コートの ヒラウチロングシャンクフック。 ブラシガードの角度と穴位置をモグラジグから大幅に変更。 よりスムーズなフッキングとガード力を並立。 キーパーも新たに追加。 そして何より、霞ヶ浦や野池で待望の5g、7gヘッドがラインナップに新追加されました。 良いモノは何年経っても良い。 ベーシックであり最強、それがモグラジグのDNAです。 琵琶湖、リザーバーの3/8~1/2oz、野池、自然湖、霞水系の5g、7g。 3月頭までには全ラインナップが店頭に揃う予定です。 |