K.imae Today's Tips 2181『見えバス釣りの基本』
ミミズカラーが今年は話題ですが、 その色を活かすも殺すもアプローチがわかってないと同じ結果。 写真左下にでっかいバスが見えてます。 既にこちらの存在に気付いてます。 こっちむいてるから岸からはどうしようもない状況。 そこで、できるだけバスから離れた、同時に自分が バスから死角に入るスポットはどこか考えます。 そこにバスをおびき寄せたいわけ。 この時は右の大岩までかなり距離があるので、鰻重ノーシンカーの今江ドバを選択。 できるだけ遠距離で見つけてもらえるようにです。 で、黄色の→の岩の縁にラインを引っ掛けて裏側に波紋無しで落とすつもりが… 失敗…Orz。 縁から滑って赤矢印に落ちちゃいましたが、バス君、発見してくれました。 遠方から見つけたので、自ら寄って来て、大きく鰭を開いて超絶ガン見。 まさに喰う寸前。 でも、この時点で自分的には敗戦が濃厚である事が解ってました。 その理由が解れば、アプローチの基本は理解できています。 その理由はバスが完全にこっちを向いてしまってます。 バスの視界には間違いなく自分が見えてます。 自分が少しでも動いた瞬間、同時に鰻重かラインが動けば、 バスは自分が見つけた餌(ルアー)が、釣り人とリンクしている事に速攻、気が付きます。 でも一切動かなければ、生き物ではないと判断します。 動かしたら逃げる、動かさなくても逃げる。 もう最初の時点で勝負はついていました。 自分のアプローチミス。 本当は黄色◎の向きでバスが鰻重を見ていれば、この勝負、8割勝利でしたね。 バスには自分が死角で見えてませんから、この時点で バスの頭の中でルアーと釣り人のリンクは切れています。 ピクッと超最小限、鰻重を揺らせば喰ったと思います。 岩の縁からラインが滑って手前に落ちた段階で負けてました。 ミミズカラーは、このバスとの距離を離して発見させるには最強のカラーです。 理由は前回書いたとおり。 距離によってワームの大きさを変えるのもミソ。 遠ければ大きく、近ければ小さく。 これはアベンタでも同じです。 接近焦燥戦ならRS、遠距離誘導戦ならアベンタWOODが断然強い。 サーチを兼ねた中間距離ならオリジナルって感じ。 遠くに投げれば投げるほど、バスから見たルアーは小さくなります。 遠くで発見させればさせるほど、バスの頭の中でルアーと釣り人のリンクが薄らぎます。 発見させる力、寄せる力は断然、デカいルアーが勝ります。 だからスレた場所でも、自分で見つけたと錯覚させれば デカいルアーでも平気で喰ってくるわけですね。 スレたバスに小さなルアーは基本ですが、逆にスレてるからこそ 遠くで発見させるためにでかいルアーを使う。 これも基本です。 人とルアーのリンクが切れてさえいれば、 バスはデカい餌の方が断然喰いたい筈ですからね。 |