K.imae Today's Tips 1617『SPIRIT OF LFKD』
昨日、2017年LFKDのエントリーが締め切られました。 そしていよいよ6日に今年度グランドチャンピオンシップの クオリファイメンバーが発表されます。 その前にLFKDの精神について。 まずLFKDの最大の目的は、この投稿企画を通じて世界各国?(大袈裟)の 釣り仲間が繋がりを持ち、そこからかけがえのない釣友の輪を広げ、 バスフィッシングの楽しみを末永く共有する出来る場を提供したいという想いがあります。 自分もそうでしたが、中学時代、高校時代、大学時代、そして会社員時代と 周りにはほとんど釣友はいませんでした。ほんの1~2人。 ヨシヒロと中村さんくらい。会社員時代はゼロ。釣りはほとんど単独釣行でした。 そんな自分はトーナメントを通じて33年も毎年競い続けている変な仲間?が出来ました。 なかなか33年間、毎年何度も本気で競い合える人なんて出来ませんよね。 皆、オッサンになりましたが、気持ちは今も当時と全然変わってないのが凄いですけど。 それが私の釣友なのです。 SNSが当たり前のコミュニケーションツールとして普及した現代、 釣友の在り方も出会いも当時とは劇的に変わりました。 全く見ず知らずの全国のバス釣り好きが、SNSを通じて知り合える時代になりました。 まあ、その弊害も同時に増えましたが。 LFKDはそんな全国の釣り好きが、イマカツのルアーを介して 情報を発信、共有し、時に現実のセッションを通じて、 広く全国に「釣友の輪」が広がるキッカケになって欲しいと思っています。 LFKDはプロトーナメントではありませんし、モニター選考トーナメントでもありません。 だから、いくらデカバスをガンガン毎月投稿しても、それが絶対条件では全くありません。 それはチャンピオンシップでも同じ。 確かにデカいバスを投稿する事は驚きもあり、凄いことでもありますが、 投稿写真だけでは場所も解らないし、日時も解らないし、サイズも正確じゃないし、 最悪、本当にルアーで釣ったのか、釣り禁止か否かも解らない。 全てはあくまで己の良心に基づいた自己申告です。主催者側としては釣り人の良心とプライドを信じる事でしか成り立たない企画です。 もし、デカバスを誰よりも釣る自信があるなら、LFKDより日本ならTOP50、海外ならB.A.S.SやFLWに出るべきです。 そこはメディアやオブザーバーの目の前で、ルールに従って制限時間内に釣らなければ、 釣れない人間が外で何を言っても認められない世界ですから。 そしてそこは同時に人生を掛けてデカバス釣り、釣り腕自慢に命を賭けてる ぶっ飛んだ連中の集まりです。過半数は人生捨てて?…と言ってもいいかも。 他のプロより釣れなかったら本当に最低限の生活すらロクに出来ないギリギリの世界です。 でも、釣りに人生を賭け、年間最低数百万、時に数千万円の経費を掛けてまで 参加するトーナメントプロでさえ、それを一瞬で無に返し、 失意のどん底に叩き落す「ボーズ(ノーフィッシュ)」になるんです。 それが自然を相手にする釣りという競技の非情な「リアル」です。 だから個人ブログやLFKDの世界じゃ、ボーズになることなど 何も恥ずかしいことではないし、デカいバスが全然釣れなくても、 それを恥じたり、悩むほどのストレスを感じることなど何もないわけで。 むしろそのほうが自然なことなんです。それが釣りのリアル。 でも釣りは続けている限り、次の一投で、明日の一投で、 はたまた10年後の一投で、人生を変えてしまう世界記録のバスが 釣れてしまう事があるかも知れない。その機会が平等にあることもまた釣りという 人間の英知を超えた自然界の不確定要素を楽しむ楽しさでもあり。夢でもあります。 だから本当の釣り好きは釣れなくても釣りを一生辞められない。 実際、60数年ぶりに世界記録タイが出た琵琶湖が日本にはあるわけで(餌釣りでしたが…)。 ま、何が言いたいかと言いますと、LFKDグラチャンの5役選考基準は釣りと同様、 不確定でファジーですってこと。デカいバス3本揃えても、 小バス3本に余裕で負けることもあるって事です。 その選考理由は様々です。プロトーナメントじゃないからね。 釣った表情が抜群だったり、現場の感動がアツく伝わったり、 誰もが驚愕の凄い技を初公開してくれたり、発信力があって信頼できる人格だったり、 単に写真が気に入ったりw…イマカツ社員全員の意見を聞いて決定されています。 何気に現場に一番触れているLF&インフォ担当者の意見がかなり大きかったり…。 だから3本の合計サイズが1番なのに5役に選ばれなかったと 結果に文句言っても仕方ありませんので。それがルールじゃありません。 LFKDはまず、このコーナーを通じて全国に釣友を増やし、 バスフィッシングを未来に繫げて行くための企画です。 モニター選考もあくまでその中で、長年LF投稿してくださって、信頼できる方、 丁寧で正確な発信力のある方にランダムにお願いしている感じです。 モニターには単年上位ランクインだけではよほどの信頼と、 道具に対するプロ顔負けの知識、発信力もないとなかなかなれません。 その上で各メーカー側の面接、審査もありますので。 あとモニターに選ばれても、来季からは年間LF投稿ゼロでは モニター資格を失うルールを新たに加える予定です。 上位入賞者&モニター入選者はLFKD上位に選ばれる、選ばれないに関係なく、 ずっとLFコーナー上位入賞を目指す方々の模範投稿であって欲しいと 思いますので。友蔵君とかまた卒業とか言い出しそうだしね。 と言う事で、いよいよ6日、ファイナリスト発表です。 昨年は44名でしたが、今年は倍の80名程度になりそう。 もうすぐオフシーズン?がやってきますが、LFKDにオフシーズンはありません。 約一ヶ月間、参加者のアツく、楽しい戦いを期待しております! |