K.imae Today's Tips 1426『ジャバギルの憂鬱』
今回の七色戦で、三原共々、一番悶絶させられたルアー。 ジャバギル150インラインF。 ギルロイドオリジナル並みのデカさ。 このルアーの驚異的なポテンシャルは三原がマジ興奮して激アツに自ら湖上で語りに来たほど動きがやばし。 なかなか前進せず、静止でも自然に揺ら揺らうねり、デッドで完璧なナチュラルI字(コレが凄い)、 そこからゆっくり速度を上げるとメッチャナチュラルに尾鰭を大きく振りだし、 高速では凄い波紋とタイトな左右のバイブレーション。 まさに逃走ギルそっくり。 ナベも沖レイダウンから出てきた、70cm近いバケモンに幾度もチューされて、 悶絶後、逝ってしまわれました…。 散々、悩んで色んなフックセッティングを試すも、いまだ決定的解決法にはならず。 現時点において、このセッティングがベスト。 動きも変化なしで、ルアーが口の中にさえ入れば完璧にフッキング。 しかし、ロクマル級七色バスは完全に針を見抜いてます。 頭に、背中に、尻尾に、塗装が剥げるほどゆっくりと、確かめるようにガシガシ噛んできます。 その光景や、マジ心拍数200越え。 その一方で、フック周辺はホント綺麗なもの…。 取材じゃ迷いなく丸呑みしてくれるんですけどね…。 プリプラでも前半と後半じゃバスの警戒心が全然違う。 試合本番は60人の必死の超殺気をバスは間違いなく感じてますね。 だから試合じゃバラシが多発する。 重量のあるビグベのトリプルほど一本掛りのバレリスクは高い。 ロクマル級は頭を振る力がハンパない。 だからシングルフックのヘビダン系が掛けたら確実なのはわかってるのだが。 おもんないねん!!!!!わしわーーーーー!!!! ワシはビグベでロクマル騙したりたいねん。 知恵比べしたいねんわ。 ルアーメーカーだけに。 皆が知らんことしたいねん。 背中、頭、尾鰭に集中する塗装を剥ぐ歯形。 腹側はいたって綺麗。 ロクマルはまるでいびり殺すかのようにジャバギル150をついばむ。 完璧にフック側を避けて「ついばむ」。 サイトで一部始終、丸見えだけに悶絶するほど悔しいシーン。 えっ?背針にすりゃいいんじゃないのって? それは10年前にやっとります。 背針はドスレが多発するんですわ、ドテッパラのスレ掛かり。 そんで何匹のデカバスがDVD撮影でお蔵入りになったことか…。 ドスレは負け。 一番泣けてくる。 だから鮎ロイドでは背針廃止したわけ。 ちっさくすれば? ちっさくすれば、ロクマルは興味示さんのですわ…40~55cmクラスならいいけどね。 さてはて、これをどう解決するか、針を増やす事が解決策じゃない気がするけどね。 もっとコロンブスの卵的な解決策がありそうな。 だからルアーの開発はガチなトーナメントに限るんですわ。 来年こそはなんか考えて絶対、釣ったるし。 |