K.imae Today's Tips 1371『TOP50第2戦弥栄ダム振り返り(1)』
この試合、唯一、自分がALL OUTできた瞬間。 弥栄ダム最下流、風の当たる岬周辺で鯉かと思った黒い影を発見。 追走すること約100m、そいつがブッシュの下に止まったタイミング。 一投目、サイトホークPE0.8号アベラバ0.9gイマエビ提灯。 完無視。 追走更に50m、再びブッシュの下に停まった。 一投目、ジャバギルノーシンカー。 気になったのかブッシュから頭を出してきた。 スイッチが入りかけた。 同じものは2度通用しない。 3投目、最後の選択。 選んだのはかつて青野ダムで、同様の状況でロクマルを落とした必殺のイール10インチ。 通称「ウナジュウ」 スタリオンGTにエクスレッド14ポンド、モンスターモスキート2/0。 今回は理由があってノーシンカーワッキー。 チャンスは1投だけ。 ワンルックで仕留めなければ2度見せが通じる相手ではない。 故に、ジャバギルとウナジュウの併せ技、 そしてちょっとしたトリックアプローチを使った。 だが自分的に一番の殊勲はスタリオンGTだったかもしれない。 断然人気のコブラGT、スースタGT、 グラコブに隠れてかなり不遇の名作系「スタリオンGT」。 究極に身体が強張った状況下で、優しく、それでいて抜群のキャスト精度と、 大きなルアーを繊細に扱う操作性を併せ持つことが最大の武器になった。 そしてカバー際、ロクマルの体重に任せた強烈な突っ込みを 余裕で制御し浮かせたT1100Gのトルク感は、細身ながら 掛けた後の緊張をほとんど感じさせなかった。 一瞬よぎった不安は、「ネットに入るか?」と言う七色の悪夢だったが、それも杞憂だった。 詳細な釣り方は別船動画カメラとボートに設置された2台のGo-Proで 発見からアプローチまで全て収録。 七色戦がすぐにあるので暫く秘密です。 ウナジュウは既に完璧に在庫切れです。 不人気ワームですからw。 ウナジュウは他のロングワームで代用が効きません。 ロングワームではなく、ビッグベイトに属するベツモノ。 馬淵、三原もそこは完璧、同意見。 弥栄ダムJB歴代トーナメントレコードに公式認定されたビッグバス。 フロリダ種がいる琵琶湖、池原、七色以外で 3500gを越えるメスのロクマルはなかなか手にすることは難しい。 成績はしょぼかったが、そいつをTOP50の試合で仕留めた事は誇りに思う。 次はいよいよ天王山、七色戦。 潮周りは3日間、大潮ど真ん中。 昨年、ネットに入りきらず、後一歩でフラれた彼女に、もう一度真剣にアタックしたい。 |